【三浦泰年の情熱地泰】ブラジル編|再渡伯、サッカーに囲まれた日々が再び!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年05月29日

本気の南米選手にどれだけ自分のプレーが通用するのか? 日本の若手には大きな経験

ピッチではブラジルの名門対決らしい白熱した攻防が繰り広げられた。(C) Getty Images

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 同時に白熱した試合が終わって感じたのは、前回2月に観戦した時とのあまりの内容の違いだ。選手が試合を選んでしまっているのか? いや選手だけではなく、チームやクラブの周り、サポーターやメディアも選んでしまう。
 
 強いチームはそこを上手くマネージメントしていく。
 
 例えば、イングランド・プレミアリーグを2年連続優勝したマンチェスター・シティ。グアルディオラのチームマネージメントがリーグを勝ち抜くうえでの良い例だ。
 
 ブラジルのリーグ自体のレベルは、海外に選手が流れて行くため落ちているのは否めない。だが、ここで済ませてはいけない。
 
 良い選手がヨーロッパを中心に移籍していったとしても、リーグのレベルはヨーロッパに負けない。これが王国ブラジルの使命だ。
 
 それにはコリンチャンであれば、相手がどこであろうとアリーナでサンパウロと戦うようなテンションとモチベーションを持ち、そしてプレーの精度を落とさず90分間戦えるか、だ。
 
 とはいえ、間違いなくブラジル選手権セリエA、Bの動きは躍動している。ブラジル特有の本番に強い、力以上のものを発揮できる能力。そんなブラジルの良い部分を感じることができた。
 
 6月14日からは南米選手権「CONMEBOL Copa America 2019」が始まる。この大会にはご存知の通り、日本代表も出場する。メンバーを見ると若手中心で多少の不安は過る。
 
 だが試合を選んではいけない。どんな試合でもベストを尽くす。本気の南米選手にどれだけ自分のプレーが通用するのか? 日本の若手たちにとって、大きな経験となる。
 
 現在、U-20ワールドカップが行なわれている。TVでメキシコ戦を見たが、オンタイムでブラジルの友人からメッセージが入る。もちろん、日本を称賛する内容だ。
 
 コパ・アメリカの期間中もJリーグは中断されないため、そのエントリーメンバーの選考は難しかっただろう。ただ、若手が多いとはいえ、大会に向けて用意された日本代表には関係ない。いま最も大きく成長し、未来に向けて、世界の脅威となり得る日本代表であろう。
 
 今後も、外から日本のサッカーを見ていき、ブラジルで世界のサッカーを感じていきたい。
 
2019年5月27日
三浦泰年
 
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