本気の南米選手にどれだけ自分のプレーが通用するのか? 日本の若手には大きな経験
同時に白熱した試合が終わって感じたのは、前回2月に観戦した時とのあまりの内容の違いだ。選手が試合を選んでしまっているのか? いや選手だけではなく、チームやクラブの周り、サポーターやメディアも選んでしまう。
強いチームはそこを上手くマネージメントしていく。
例えば、イングランド・プレミアリーグを2年連続優勝したマンチェスター・シティ。グアルディオラのチームマネージメントがリーグを勝ち抜くうえでの良い例だ。
ブラジルのリーグ自体のレベルは、海外に選手が流れて行くため落ちているのは否めない。だが、ここで済ませてはいけない。
良い選手がヨーロッパを中心に移籍していったとしても、リーグのレベルはヨーロッパに負けない。これが王国ブラジルの使命だ。
それにはコリンチャンであれば、相手がどこであろうとアリーナでサンパウロと戦うようなテンションとモチベーションを持ち、そしてプレーの精度を落とさず90分間戦えるか、だ。
とはいえ、間違いなくブラジル選手権セリエA、Bの動きは躍動している。ブラジル特有の本番に強い、力以上のものを発揮できる能力。そんなブラジルの良い部分を感じることができた。
6月14日からは南米選手権「CONMEBOL Copa America 2019」が始まる。この大会にはご存知の通り、日本代表も出場する。メンバーを見ると若手中心で多少の不安は過る。
だが試合を選んではいけない。どんな試合でもベストを尽くす。本気の南米選手にどれだけ自分のプレーが通用するのか? 日本の若手たちにとって、大きな経験となる。
現在、U-20ワールドカップが行なわれている。TVでメキシコ戦を見たが、オンタイムでブラジルの友人からメッセージが入る。もちろん、日本を称賛する内容だ。
コパ・アメリカの期間中もJリーグは中断されないため、そのエントリーメンバーの選考は難しかっただろう。ただ、若手が多いとはいえ、大会に向けて用意された日本代表には関係ない。いま最も大きく成長し、未来に向けて、世界の脅威となり得る日本代表であろう。
今後も、外から日本のサッカーを見ていき、ブラジルで世界のサッカーを感じていきたい。
2019年5月27日
三浦泰年
強いチームはそこを上手くマネージメントしていく。
例えば、イングランド・プレミアリーグを2年連続優勝したマンチェスター・シティ。グアルディオラのチームマネージメントがリーグを勝ち抜くうえでの良い例だ。
ブラジルのリーグ自体のレベルは、海外に選手が流れて行くため落ちているのは否めない。だが、ここで済ませてはいけない。
良い選手がヨーロッパを中心に移籍していったとしても、リーグのレベルはヨーロッパに負けない。これが王国ブラジルの使命だ。
それにはコリンチャンであれば、相手がどこであろうとアリーナでサンパウロと戦うようなテンションとモチベーションを持ち、そしてプレーの精度を落とさず90分間戦えるか、だ。
とはいえ、間違いなくブラジル選手権セリエA、Bの動きは躍動している。ブラジル特有の本番に強い、力以上のものを発揮できる能力。そんなブラジルの良い部分を感じることができた。
6月14日からは南米選手権「CONMEBOL Copa America 2019」が始まる。この大会にはご存知の通り、日本代表も出場する。メンバーを見ると若手中心で多少の不安は過る。
だが試合を選んではいけない。どんな試合でもベストを尽くす。本気の南米選手にどれだけ自分のプレーが通用するのか? 日本の若手たちにとって、大きな経験となる。
現在、U-20ワールドカップが行なわれている。TVでメキシコ戦を見たが、オンタイムでブラジルの友人からメッセージが入る。もちろん、日本を称賛する内容だ。
コパ・アメリカの期間中もJリーグは中断されないため、そのエントリーメンバーの選考は難しかっただろう。ただ、若手が多いとはいえ、大会に向けて用意された日本代表には関係ない。いま最も大きく成長し、未来に向けて、世界の脅威となり得る日本代表であろう。
今後も、外から日本のサッカーを見ていき、ブラジルで世界のサッカーを感じていきたい。
2019年5月27日
三浦泰年