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「ビッグ6」確立、SB重要度アップ、最も使われたシステムは…今季のプレミアリーグに見る興味深い傾向とは?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年05月14日

ドローを良しとしないリーグに

DFとしてプレミア史上最多の12アシストを記録したアレクサンダー=アーノルド。この俊英SBはリバプールと躍進を攻守で支えた。 (C) Getty Images

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 ペナルティーエリア外からのシュート数減少も興味深い。2011-12シーズンは右肩下がりで、今シーズンは3644本と近年最少。2003-04シーズンの5038本と比べれば、その差は一目瞭然だ。ただ、その成功率になると、4.2パーセントと今シーズンが同期間で最多となっている。

 さらにアウェーでの勝利数が多かったのも、今シーズンの特徴のひとつだ。
 
 トップリーグのチームが行なった公式戦380試合のうち、128試合でアウェーチームが勝利したが、その勝率33.68パーセントは1888年のフットボール・リーグ創設以降でトップリーグ最多。一方で、ドローはプレミア創設以降で最少の71試合にとどまった。全体の18.7パーセントは、1931年以降でトップリーグ最少の数字だ。

 つまり、今シーズンのプレミアは、アウェーでも積極的に勝利を目指し、ドローをよしとしない傾向だったとも言える。1072得点とゴール数がプレミア創設以降の20チーム制で最多だったのも、その一環かもしれない。

 はたして、来シーズンのプレミアリーグは、いかなる戦いが繰り広げられるのか――。今から興味は尽きない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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