「ディフェンス面でもハードに戻ったりもしている」
さらに見逃せないのが、献身性だ。開幕前の新加入会見で「FWだけど、ディフェンスでもすごく貢献する」と自負していた通り、守備の労も惜しまない。
松本戦でも横浜戦でも、相手の最終ラインに矢継ぎ早にプレッシャーをかけ、プレスバックもこなしていたのが印象的。度々前線でボールを奪い、ショートカウンターにつなげていた。
「自分はまずグループのことを考えていて、その後に個人の結果だと思っている。なので、ディフェンス面でもハードに戻ったりもしている。そういうことをするとグループとして成長できるはずだからね」という言葉も、嘘ではないだろう。
松本戦でも横浜戦でも、相手の最終ラインに矢継ぎ早にプレッシャーをかけ、プレスバックもこなしていたのが印象的。度々前線でボールを奪い、ショートカウンターにつなげていた。
「自分はまずグループのことを考えていて、その後に個人の結果だと思っている。なので、ディフェンス面でもハードに戻ったりもしている。そういうことをするとグループとして成長できるはずだからね」という言葉も、嘘ではないだろう。
そんな『エゴイスティック』という言葉とは無縁のプレースタイルは、ポルトガルで培われたものだ。「昔から意識はしていたけど、ヨーロッパで2年間プレーしていた時、特に良くなってきた部分なんだ」と明かしてくれた。
チーム優先のスタンスだからこそ、チームメイトとの連係は飛躍的に高まっている。ボランチの奥埜博亮も「トク(都倉)とブルーノの2トップが本当にボールを収めてくれるし、タイミングを見て、裏にも抜けてくれる。ふたりのコンビネーションがすごく良い。どちらかが下りたら、どちらが裏という動きもすごくやってくれるので、そういう部分で出し手としてはすごくやりやすいです」と称賛するほどだ。
柔軟なポストワークが売りで、自己犠牲に溢れるブラジル人FWは、C大阪がここから浮上するうえで欠かせないキーマンとなるかもしれない。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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