• トップ
  • ニュース一覧
  • 識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「海外組と国内組を分けて2チームを編成すると…」

識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「海外組と国内組を分けて2チームを編成すると…」

カテゴリ:Jリーグ

佐藤俊

2019年04月25日

国内組の3バックは、闘莉王、中澤、そして田中誠だ。

佐藤氏が選んだ国内組の日本代表ベスト11。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 国内組最強ベスト11は、代表経験者で海外移籍がない選手から選出した。

 まず、GKは楢崎正剛が実績、経験ともに最強の国内組GKだ。

 最終ラインは3バックにしたが、闘莉王は人への当たり、空中戦とも抜群の強さを誇る。中澤祐二も無類の空中戦の強さを誇り、このふたりがいなかったらクロスから容易に失点を喫し、南アフリカW杯ベスト16を達成できなかっただろう。この屈強なふたりを使い、ラインを操作するのが田中誠。誰に対しても厳しいことが言えるリーダー的な素質があり、気の利いた守備ができる選手。

 左のウィングバックは本山雅志。ナイジェリアワールドユース(現U-20W杯)で見せたキレキレのドリブルを越える選手を日本でまだ見たことがない。アフリカで一番地元ファンを沸かせたのは彼だった。守備には目をつぶり、攻撃重視で左肩上がりのポジションを取る。右ウィングバックの駒野友一はキックの精度が高く、プレースキックの名手でもある。また、スピードがあり、豊富な運動量でスペースをカバーしてくれるので本山とのバランスを取るのにはうってつけだ。

 中盤のアンカーは、今野泰幸か明神智和。ただ、攻撃力にも優れた今野が1歩リード。インサイドサイドハーフには遠藤保仁と澤登正朗。遠藤はオシム監督時にトップ下を任され、攻撃的なポジションの時にいた時、意外性と恐さがあった。南アフリカW杯ではインサイドハーフで攻撃力をいかんなく発揮しており、ピッチ上の監督としても必要だ。澤登は清水の経営危機を乗り越え、その後の黄金期を支えたエース。万能型で遠藤や中村憲剛とうまく絡めるだろう。トップ下の中村は視野が広く、技術が高い。澤登、遠藤とともに流動的に動けるタイプなので、サッカーIQが高いこの3人の崩しを見てみたい。

 1トップは、中山雅史。
 Jリーグ年間最多得点記録(36点)を持ち、4試合連続のハットトリックの記録を持つ中山はオバケFWだ。特に調子に乗った時の誰にも止められない感は、中山しか醸し出すことができなかった独特の空気感だった。

 この国内組を指揮するのは、イビチャ・オシム監督。選手を既存のポジションではなく、オシム監督が考えるポジションに置き、日本らしさを追求した。そのチーム作りが最大の魅力であり、その仕事をW杯まで見届けたかった。
 
文●佐藤俊(スポーツライター)
【関連記事】
識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「多士済々のMF陣。俊輔、遠藤、今野も選びたかったが…」
識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「弱小国から変貌を遂げる過程で大半の貴重なゴールを記録したのは…」
香川真司が打ち立てた“CL偉業”に再脚光! 「ソン・フンミンの130秒間で2得点も彼の前では…」
神戸ポドルスキ、主将退任に次いで意味深なメッセージを発信「他人に誠実に接することのできないような人間が…」
「大好きで、お手本にしている」憧れの中村憲剛とACLでユニホーム交換した韓国人選手は誰?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ