論争に元スペイン代表監督が参戦
この論争に参戦する人物がいた。“現実主義者”として知られる元スペイン代表監督、ハビエル・クレメンテだ。次々にツイッターを更新し、辛辣な意見を飛ばした。
「レガネスの監督でもない男が、なにを言っておるか。それぞれの監督にそれぞれのやり方がある」
「キケ・セティエンは(ベティスの前に指揮した)ラス・パルマスでは美しいプレーをしたんだろうが、降格しなかったのは偶然に過ぎん」
「予算に合わせた戦い方がある。キケ・セティエンは自分の心配をすべきだ」
「レガネスの監督でもない男が、なにを言っておるか。それぞれの監督にそれぞれのやり方がある」
「キケ・セティエンは(ベティスの前に指揮した)ラス・パルマスでは美しいプレーをしたんだろうが、降格しなかったのは偶然に過ぎん」
「予算に合わせた戦い方がある。キケ・セティエンは自分の心配をすべきだ」
キケ・セティエンとクレメンテは水と油で、わかり合うことはない。キケ・セティエンは勝利するためにボールプレーを追求するべきという理論の持ち主で、クレメンテは勝利するためにはボールプレーなど関係ないという考えが身についている。それぞれ、いいプレー、の定義が正反対なのだ。
「いいプレー」
その解釈は多様で、結論が出ない。
文:小宮 良之
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
「いいプレー」
その解釈は多様で、結論が出ない。
文:小宮 良之
【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。