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識者が選ぶ、平成の日本代表ベスト11!「W杯出場が叶わなかった選手たちでドリームチームを組んでみた」

カテゴリ:日本代表

飯尾篤史

2019年04月23日

若き中村俊輔、小野伸二の台頭で代表定着を阻まれたのは…

飯尾氏が選んだ“平成”の日本代表ベスト11セカンドチーム。ファーストチームにも劣らぬ名手揃いだ。( )内は国際Aマッチ出場数。(C) Getty Images

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 澤登正朗、藤田俊哉、本山雅志の3人に共通するのは、いずれも清水、磐田、鹿島で10番を背負い、Jリーグを代表する名手だったという点だ。澤登はオフト、ファルカン時代に“ラモス瑠偉の後継者”として期待されたが、加茂周体制となってパッタリと呼ばれなくなった。Jリーグベストイレブンに選ばれた99年、トルシエ時代に代表復帰を果たしたが、中村俊輔、小野伸二らの台頭により、定着できなかった。
 
 MFとしてJ1通算100ゴールを記録した藤田は、加茂時代の初期に攻撃の核として期待されたが、負傷離脱している間に、名波浩、森島寛晃にポジションを奪われ、居場所を失った。ユトレヒトに移籍した03年に代表復帰を果たし、04年アジアカップではベンチからチームを支えたが、当時の中盤は小笠原満男や遠藤保仁もサブに回るほどの激戦区。次第に代表から遠ざかった。本山はジーコ監督にスーパーサブとして重用され、優勝した04年アジアカップでも4試合で途中出場を果たしたが、やはり中盤の厚い壁の前にワールドカップ出場は阻まれた。
 
 三浦淳宏も藤田と同じく、ジーコジャパンに欠かせぬベテランだったが、所属する神戸がJ2に降格したこともあり、ドイツ大会のメンバーから落選。もし三浦がいたら、大会中にサブ組の士気が下がることはなかったかもしれない。
 
 02年の日韓大会では中村俊輔の落選が話題になったが、波戸康広の落選も驚きだった。01年には10試合、02年になっても5試合に出場していたから、メンバー入りは堅いと見られていたが、市川大祐との争いに敗れた。もっとも、その波戸やカズ、久保以上に悲運だったのが、田中誠だろう。メンバーに選出されたが、ドイツでの直前合宿中に肉離れを起こし、本大会目前にして離脱を余儀なくされてしまうのだ。
 
 柱谷哲二は、ドーハの悲劇で知られるオフトジャパンのキャプテン。カズやラモスら個性派集団をまとめることは、彼以外できなかった。柱谷と同じく松永成立もオフトジャパンのメンバー。不動のGKとして君臨し、イラク戦のラスト10秒、ショートコーナーに泣いた。
 
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