スケール感が増幅した中井。
最終的に敗れて、悔し涙を流した中井だが、大会を通じて安定したプレーを披露したと言える。とりわけ目についたのは、フィジカル面の成長だ。
昨年の大会では、か細く華奢な印象を持ったが、今年は「身長は180センチあります」という本人の言葉通り、縦にも横にも一回り大きくなり、相手のチャージを腕で抑える場面も見られた。また、不用意にボールを失う場面もほとんどなく、明らかにプレーの安定度が増し、「困った時に出しておけばいい」という選手になっていたように見える。
昨年の大会では、か細く華奢な印象を持ったが、今年は「身長は180センチあります」という本人の言葉通り、縦にも横にも一回り大きくなり、相手のチャージを腕で抑える場面も見られた。また、不用意にボールを失う場面もほとんどなく、明らかにプレーの安定度が増し、「困った時に出しておけばいい」という選手になっていたように見える。
昨年に『サッカーダイジェストWeb』に寄稿したコラムで筆者は、「重要なピースではあるが、代えの利かない存在ではない」と記した。だが、今年はプレースタイルはそのままにスケール感を増幅させ、代えの利かない存在になりつつあるという印象を抱いた。トリスタン・ダビド・セラドル・ロドリゲス監督が「モドリッチに近い選手になれる」と太鼓判を押したのも頷ける成長ぶりだ。
大会連覇を果たせず、悔しい結果でスペインへ戻ることになった中井。しかし、日本サッカー界期待の大器の成長度は、現時点で順調そのものと言えるのではないだろうか。
取材・文●中村僚
【中井卓大PHOTO】最終日は決勝で散る!笑顔に号泣、”ピピ”の貴重なカットが満載!
大会連覇を果たせず、悔しい結果でスペインへ戻ることになった中井。しかし、日本サッカー界期待の大器の成長度は、現時点で順調そのものと言えるのではないだろうか。
取材・文●中村僚
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