【セルジオ越後】絶えないJの誤審… 審判にもっと「高い給料」と「厳しい処分」を設定しては?

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年04月13日

VARはいわば、審判の“尻拭い”でもある

ロシア・ワールドカップを機に世界的に普及しているVAR制度。Jリーグでも導入が検討されている。(C)Getty Images

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 松本対ヴィッセルの試合後には、ヴィッセルの三木谷浩史オーナーがSNSを通じて、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)制度の導入を即座に検討すべきだと意見を唱えていた。大金を投じてイニエスタやビジャなどスター選手を獲得してきたのに勝てなければ、そう言いたくなる気持ちも分からなくはない。

 実際すでにJリーグでも検討が進んでいて、今季はルヴァンカップの決勝トーナメント、J1参入プレーオフで試験的に導入されるようだ。

 すぐに映像で振り返って判定できるVAR制度はたしかに画期的だと思う。もっとも勘違いしちゃいけないのは、VAR制度を取り入れたからといって、審判の質が向上するわけではないということだ。VARはいわば、審判の“尻拭い”でもある。この制度に頼り過ぎてはいけないし、まずはジャッジのレベルを上げることが何よりも求められるんだ。
 
 とはいえ、最近はひとつのジャッジを取り上げて議論するような番組が放送されるようになったし、レフェリーの考えを取り上げるような記事も増えてきた。これは審判の質を高めるうえで、とても良い傾向だと思うよ。
 
 イタリアやブラジルでは昔から、元レフェリーの人が、その週にあったレフェリングを解説するような報道番組が多くある。やはり専門家の言葉には説得力があるし、それが公共の電波を通じて流れれば影響力も絶大だ。現役の審判も見られている緊張感を持つだろう。

 さらに近年は、マッチコミッショナーがレポートで報告したり、チームがビデオを見返して意見書を提出したり、レフェリングについてのメディア説明会が開かれたりもしている。問題点を洗い出してジャッジを評価するのは、相互理解を深めるためにもとても重要だ。

 こういった流れが日本にも生まれつつあるのは、素晴らしい。だからこそ、審判に対する評価も国際基準に照らし合わせて、もっと厳格化すべきなんだ。審判のレベルも含めて、リーグの質の向上を願うよ。

構成●サッカーダイジェスト編集部

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