「絶対に消してはいけない」と攻撃サッカーへのこだわりも
左ウイングの高井和馬は決定機に絡んで得点も挙げているが、8節の長崎戦では守備にも奮戦。「まずは守備からというのは現代サッカーでは当たり前のこと。今まではできていなかったが、最近は意識してやっている。気持ちを身体で表現する。それが出せた」と力を込める。
いかに戦える個人が集まった集団にしていくか。「ゴールも取れているし、チャンスも多くできているので、それは絶対に消してはいけない」(三幸)と攻撃の火はともし続けなければならないが、静かなピッチで勝点を拾うには、守備の意識改革は待ったなし。降格圏からの巻き返しに向け、山口は重要な局面に差し掛かっている。
取材・文●上田真之介(フリーライター)