小島はプロデビューを果たし、先発フル出場。監督のクビは…
この時、チームは泥沼状態。4月24日、7節のホーム・名古屋グランパス戦以来、リーグ戦では約2か月未勝利。当時の状況は分からないが、監督はクラブから解任を突きつけられていたのは容易に想像できる。
「“正直、分かりません”と言ったけど、“できません”とも言えなかった」
プロデビューしていない高卒ルーキーには、こう言うのが精一杯だった。一方、監督も小島に自身の進退を託さざるを得ないほど切羽詰まっていたことが分かる。
就任来、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督は急激な若手への切り替えを断行。それとともに、起用する選手、起用しない選手をハッキリと分けていた。
「じゃ、お前が練習で帯同メンバーに入ったら、そのまま先発で使う」
そう言われ、小島は監督室をあとにした。
「“正直、分かりません”と言ったけど、“できません”とも言えなかった」
プロデビューしていない高卒ルーキーには、こう言うのが精一杯だった。一方、監督も小島に自身の進退を託さざるを得ないほど切羽詰まっていたことが分かる。
就任来、ゼリコ・ペトロヴィッチ監督は急激な若手への切り替えを断行。それとともに、起用する選手、起用しない選手をハッキリと分けていた。
「じゃ、お前が練習で帯同メンバーに入ったら、そのまま先発で使う」
そう言われ、小島は監督室をあとにした。
その後の全体練習で帯同メンバー組に入った小島は「じゃあスタメンなんだと初めて実感した」と振り返った。
そして迎えた福岡戦。試合は鈴木啓太、マルシオ・リシャルデス、エジミウソンのゴールで3-0の完封勝利。小島はプロデビューを果たし、先発フル出場。監督のクビは辛くもつかながった。
そして迎えた福岡戦。試合は鈴木啓太、マルシオ・リシャルデス、エジミウソンのゴールで3-0の完封勝利。小島はプロデビューを果たし、先発フル出場。監督のクビは辛くもつかながった。