【英国人記者の目】愛していたからこそ許せない―――レスター新監督がセルティックサポーターに残した”憎しみ”の背景

カテゴリ:メガクラブ

スティーブ・マッケンジー

2019年03月19日

新天地での指揮官はチーム再建に意欲

ELラウンドオブ・32ではスペインのバレンシアを相手に敗退。週末のリーグ戦では快勝した矢先の出来事で、サポーターの心も追いつかなかったろう。 (C) Getty Images

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 ”裏切者”と呼ばれてしまった当のロジャースだが、新天地で好調な滑り出しを見せ、チーム再建に意欲的だ。

 レスターには、ジェイミー・ヴァーディー、ハリー・マグワイア、キャスパー・シュマイケルといったベテラン選手たちに加えて、ジェームズ・マディソン、デマライ・グレイ、ハーベイ・バーンズ、ハムザ・チャウドリー、ベン・チルウェルら若いタレントたちが揃っている。彼らはブレンダン・ロジャースが“好む”タイプの選手たちで、勝利に飢えている。もちろん、岡崎慎司もそのひとりだ! 

 結局、プレミアリーグの魅力はロジャースにとって逆らい難いものだったのだ。プレミアはペップ・グアルディオラ、ユルゲン・クロップ、マウリシオ・ポチェティーノら、ハイレベルな指揮官が活躍している。ロジャースはその一員になりたいと願い、肩を並べられると信じている。

 その決断こそが、セルティックのサポーターに後味の悪さを残し、嫌われ者になってしまった…。あちら立てればこちらが立たずとは言うが、今はただ、セルティックとレスターの前途を祈りたい。


取材・文/スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。

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