百聞は一見に如かず――米子北の大型レフティがJクラブの練習で味わった絶望の先の風景

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希(サッカーダイジェストWEB)

2019年03月04日

山口で突きつけられた課題。霜田監督から伝えられた問題点は?

昨秋、山口の練習に参加し、トレーニングマッチにも出場。その際、霜田監督からは事細かに助言が送られたという。(C)SOCCER DIGEST

画像を見る

 髙橋は山口の練習参加後からピッチ内外の取り組みを見直す作業に着手。「本当にプロでやっていくのだったら、この経験を生かしてやっていくしかない。それは代表の時よりも強く感じた」と本人が話した通り、米子北の中村真吾監督に指摘されていた食事の摂り方に気を遣うようになった。

 筋力トレーニングを積極的に行ない、プレー面でも山口の霜田正浩監督に指摘されたステップワーク、パススピード、ヘディングの強化に邁進。今では中村監督から「下手だから通用しないというのを本当に理解したと思う。泥臭く戦わないと守れないことも含めて気が付いたと思う」と認められるまでに成長を遂げた。
 
 今冬の高校サッカー選手権では大観衆の前でのプレーに慣れておらず、過緊張から本来のパフォーマンスとは程遠い出来。チームも2回戦敗退し、成長した姿を見せられなかった。だが、それも自身の経験として捉え、日々歩みを進めている。

 現在、高橋の目標はプロ入りだ。大学経由なのか、それとも高卒で上のステージを目指すのか。答えは出し切れていないが、どんな結果であったとしても山口で過ごした日々が大型レフティの原点にある。

取材・文●松尾祐希(サッカーダイジェストWEB編集部)
【関連記事】
【選手権】冬の檜舞台を彩ったヒーローを編集部が厳選!大会ベストイレブンを発表!
【選手権】来季の飛躍が期待される逸材を厳選!冬の檜舞台で台頭した下級生ベストイレブンを発表!
【九州新人大会】注目の逸材から無名の成長株まで、大会ベストイレブンを選出!
Jクラブも密かに注目する米子北の”やんちゃ坊主”。負けん気の強い個性でブレイク間近!
【高校選抜】今冬、レバークーゼンの練習に参加した西川潤。J注目の2年生FWが感じた世界との差

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ