金星スタートの大分は90点!
●大分トリニータ|90点
今季成績:4位 勝点3
1勝0分0敗 2得点・1失点
“金星”スタートだ。アウェーのアジア王者・鹿島相手から奪った勝利は、単なる勝点3にとどまらず精神安定剤となって好影響をチームに与えるだろう。これまで継続してきた攻撃サッカーが、「J1でも通用する」と自信を得たことで、今後も攻めの姿勢を持ち続けることができるからだ。
JFLから成り上がった藤本憲明の開幕戦2ゴールはシンデレラストーリーを予感させ、その2得点をアシストした新加入の小塚和季、オナイウ阿道の2選手はチームにフィットし、存在感を示した。J3から指揮する片野坂知宏監督は4年連続開幕勝利を飾り、選手選考から交代、システム変更もズバリ的中。もちろん、すべてが上手くいったわけではないが、開幕戦はキラキラ輝いていた。
文●柚野真也(フリーライター)
●セレッソ大阪|80点
今季成績:5位 勝点3
1勝0分0敗 1得点・0失点
今季から指揮を執るロティーナ監督の初陣は課題も多かったとはいえ、何より欲しい結果を勝ち取った。巨大戦力を誇る神戸に対し、守備時には5バックとなる布陣で対抗。サイドに張り付いたビジャとポドルスキをケアしながら、中央も割らせなかった。相手が間延びし始めた後半に入ってチャンスを作り始め、セットプレーから決勝点をゲット。理想的な試合運びだった。
チームとして守り切れる勝負強さは、昨季までのユン・ジョンファン体制から引き継いだものともいえる。一方、ロティーナ監督が掲げるポゼッションスタイルで攻撃を展開できなかったことも事実。ポジショニングを重視した戦術はまだまだ浸透しきっておらず、より決定機を生み出していくためには改善していかなければならない。
構成●編集部
今季成績:4位 勝点3
1勝0分0敗 2得点・1失点
“金星”スタートだ。アウェーのアジア王者・鹿島相手から奪った勝利は、単なる勝点3にとどまらず精神安定剤となって好影響をチームに与えるだろう。これまで継続してきた攻撃サッカーが、「J1でも通用する」と自信を得たことで、今後も攻めの姿勢を持ち続けることができるからだ。
JFLから成り上がった藤本憲明の開幕戦2ゴールはシンデレラストーリーを予感させ、その2得点をアシストした新加入の小塚和季、オナイウ阿道の2選手はチームにフィットし、存在感を示した。J3から指揮する片野坂知宏監督は4年連続開幕勝利を飾り、選手選考から交代、システム変更もズバリ的中。もちろん、すべてが上手くいったわけではないが、開幕戦はキラキラ輝いていた。
文●柚野真也(フリーライター)
●セレッソ大阪|80点
今季成績:5位 勝点3
1勝0分0敗 1得点・0失点
今季から指揮を執るロティーナ監督の初陣は課題も多かったとはいえ、何より欲しい結果を勝ち取った。巨大戦力を誇る神戸に対し、守備時には5バックとなる布陣で対抗。サイドに張り付いたビジャとポドルスキをケアしながら、中央も割らせなかった。相手が間延びし始めた後半に入ってチャンスを作り始め、セットプレーから決勝点をゲット。理想的な試合運びだった。
チームとして守り切れる勝負強さは、昨季までのユン・ジョンファン体制から引き継いだものともいえる。一方、ロティーナ監督が掲げるポゼッションスタイルで攻撃を展開できなかったことも事実。ポジショニングを重視した戦術はまだまだ浸透しきっておらず、より決定機を生み出していくためには改善していかなければならない。
構成●編集部
●松本山雅FC|70点
今季成績:6位タイ 勝点1
0勝1分0敗 1得点・1失点
本来なら勝点3が欲しかったところだが、例年スロースターターの松本がJ1の開幕戦で”1”を上積みしたこと自体が評価に値する。反町康治監督が「前倒しで仕上げている」と語っていた通り、新戦力3人が先発した中でも一定のパフォーマンスを発揮。なかでも左ウイングバックの高橋諒が攻守において効果的な働きをしたのは大きなプラス材料と言えるだろう。
既存戦力も永井龍、前田大然、セルジーニョの前線3人が攻守に奔走し、最終ラインは橋内優也が統率。ただ、同点弾を許した場面はクロス対応の甘さが出た。磐田の山田大記をフリーにしてピンポイントのクロスを入れさせてしまい、川又堅碁にゴール前で自由を与えた。細部を見つめ直す必要がある。
構成●編集部