J1全18クラブの番記者に訊く!「初戦の出来は100点満点中、何点?」|part.3

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月01日

ホームで昇格組に敗れた鹿島は…

不本意な結果に終わった川崎、G大阪、鹿島、神戸、札幌、鳥栖を番記者はどう見た?(C)SOCCER DIGEST

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●川崎フロンターレ|65点
今季成績・:10位タイ 勝点1
0勝1分0敗 0得点・0失点
 
 攻撃25/50点、守備40/50点。
 攻撃については中央を締められた前半は縦パスを引っ掛ける場面も多く思い通りに崩せなかったのは減点対象。ゼロックス杯で活躍したレアンドロ・ダミアンを効果的に使えなかったという点も残念なポイントだった。
 
 後半、交代采配も含めてサイドを意識させ攻撃が改善。決定機まで作れたのはプラスだったが、決めきれなかったの悔やまれる。
 
 守備については、ゴールを守るところについては決定機は1度ほど。カウンターの対応を誤る場面もあったが、相手のミスにも助けられて無失点で終われたのは評価したい。ただし前からの守備が緩かったのはマイナスポイント。ある意味攻守でL・ダミアンがブレーキとなってしまった。
 
文●江藤高志(川崎フットボールアディクト編集長)
 
 
●ガンバ大阪|50点
今季成績:14位 勝点0
0勝0分1敗 2得点・3失点
 
 最終的なスコアこそ2-3で、一見すると拮抗した展開のように見えるが、シュート21本を放たれ、前半に限ってはほぼ一方的な内容で、東口の好守がなければ前半だけで試合の大勢は決していた。

 横浜の流動的な攻めの質が高かったのは事実だが、前半に修正したかったのも事実だ。今野の不在が響き、立ち上がりから球際や1対1の局面でも競り負けることが多く、チーム全体として低調な出来。今季の懸案事項である今野のバックアッパー問題についても、高が及第点には程遠く、不安を残す開幕戦だった。数少ない収穫は、途中出場の田中がキレのある仕掛けでチャンスを演出し、2得点目につながるクロスを供給したことだ。

構成●編集部

●鹿島アントラーズ|20点
今季成績:15位 勝点0
0勝0分1敗 1得点・2失点
 
 ここ何年も見たことのない出来の悪さに、ただただため息をつくしかなかった。
 
 昨季は、悲願のアジア王者となり、Jクラブ最多となる20冠達成した。今季も4冠を目指すチームが、“昇格組”の大分相手にホームで黒星。昨季と比較しての戦力ダウンは否めないが、10戦すれば9試合は勝てるほどの実力差はあった。慢心もあったが、その威光は見る影もなかった。
 
 勝利を義務づけられながらも相手に合わせて試合に入り、守備ではJ1初出場の藤本ら大分攻撃陣に翻弄され、お粗末なプレーで2失点。攻撃もひたすら精度の低いサイド攻撃に徹底し、アイデアを欠く内容。攻守の要であるボランチ永木が孤軍奮闘するも、ピッチに立つほかの10人からは、勝利への熱意が感じられなかった。
 
 力があるだけに、この内容、結果は最悪な開幕スタート。この敗戦を戒めとし、次節の川崎戦に“挑戦”してもらいたい。
 
文●一色伸裕(産経新聞社サンケイスポーツ)
 
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