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【日本代表 検証】柔軟な発想と解決能力の欠落が明らか ベネズエラ戦は「足踏みのドロー」

カテゴリ:日本代表

熊崎敬

2014年09月10日

再出発を見届けるというより、課題を改めて直視する機会に。

アギーレ新政権のスタートは1分け1敗。対南米勢2連戦で、改めて浮き彫りになったのは――。 (C) SOCCER DIGEST

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 ひと言でいってしまえば、日本の選手はいま何が問題になっているのか把握し、柔軟な発想で状況を解決する能力に欠けているのだ。
 
 水本が与えたPKによる58分の失点も、解決能力の欠如によって引き起こされた。
 
 水本は40メートル近く敵を追いかけたが、その間、ファウルをしなくても追いつける、もしくは敵が外すと判断したのだろう。
 Jリーグなら事故にはつながらないかもしれないが、南米で揉まれているベネズエラは、駆け引きでは日本より一枚も二枚も上手。結局、エリア内で引っかけてしまい、PKを奪われてしまった。明らかな判断ミスである。
 
 この対南米勢2連戦は日本代表の再出発を見届けるというより、ブラジルでの惨敗で明らかになった課題を改めて直視する機会となった。
 1対1に弱い。敵を引きつけられない。工夫ができない。判断ができない……。
 なんとなく強く見える日本代表だが、それはスポンサーやメディアの力で下駄を履かせてもらっているだけのこと。その実情は、ないものだらけだ。
 
 ブラジルの惨敗から再起すらできない日本代表。彼らはいま、何をすべきなのか。技術論、戦術論はいらない。まずは身の丈を知って謙虚になることではないだろうか。
 
取材・文:熊崎敬
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