アジアを制したのに政権交代!? カタール代表監督が直面しているシビアな現実|アジア杯

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年02月02日

強豪3国と同居するコパ・アメリカの結果次第では…

ついにアジアの頂点に立ったカタール代表。目ざすは3年後の自国開催W杯、その檜舞台での大躍進だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 サンチェス監督が就任したのは2017年6月。ウルグアイ人のホルヘ・フォサーティ監督の退任を受け、U-23チーム監督から昇格したわけだが、あくまでも暫定政権としての発足だったという。

 当初協会は、カタールのアル・サッドに所属する元スペイン代表MFシャビに白羽の矢を立てていた。2018年夏に現役を退くタイミングで監督就任させる算段だったのだが、シャビがクラブとの契約を2年延長。サンチェス政権はその後も継続されて現在に至っているが、大物招聘の線は消えていないのだ。

 同メディアはアジア・サッカーに精通するふたりの記者の反対意見を掲載している。

 アジア全域を幅広くカバーしている英国人記者のマーティン・ロウ氏は、「たくさんの噂が飛び交っている。フェリックス・サンチェスがワールドカップに向けて、より大きな名前を持った指揮官に取って代わられるというではないか」と記し、「わたしにとっては甚だ疑問でしかない。世界中のどのナショナルチームも彼(サンチェス)を欲しがっているというのにね!」と皮肉った。

 
 さらに『Fox Sports Asia』の解説者である元プロ選手、リース・ロシャン・ライ氏も賛同。「長い年月をかけてチームを強化してきたサンチェスの手腕に疑いはないはずだ。確かにビッグネームではなかったかもしれないが、いまやビッグネームとなったのだ」と言い切り、「カタールは全力でこの指導者をサポートしなければならない。それが最良の道だ」と断じている。

 はたして資金潤沢なカタール協会はどんな判断を下すのか。日本代表とともに招待されている6月のコパ・アメリカで惨敗でもしようものなら、急転直下の展開もあり得るか。カタールはグループリーグで、アルゼンチン、コロンビア、パラグアイと過酷な3連戦を戦う。
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