キャプテンシー & フィジカルモンスター
☆キャプテンシー
A. ドゥンガ(元ブラジル代表/1980-99)
B. フェルナンド・イエロ(元スペイン代表/1987-2005)
C. ロイ・キーン(元アイルランド代表/1989-2006)
D. ブライアン・ロブソン(元イングランド代表/1972-96)
キャプテンには様々なタイプがあるが、闘志剥き出しで味方にも容赦なく厳しい言葉を浴びせながら、チームをリードする選手の代表格としては、ドゥンガが挙げられるだろう。主将としても監督としてもブラジル代表を率いた闘将は、ジュビロ磐田でも若い日本人選手たちを、時に“震え上がらせ”、そして薫陶を授けた。
レアル・マドリー、スペイン代表でキャプテンマークを腕に巻き、前者では幾度も優勝トロフィーを掲げたフェルナンド・イエロは、ドゥンガのような激しさはないものの、強靭なメンタリティーでチームメイトを支え続けた。昨夏のロシアW杯では、大会直前に暫定監督に就任したことでも話題になった。
一方、ロイ・キーンはドゥンガに負けず劣らず、感情を露にするタイプのリーダーだった。こちらは時に監督と対立したり、私怨で悪質なラフプレーを犯したりと、問題行動も少なくなかったが、アイルランドの闘将がマンチェスター・ユナイテッドでスター軍団を律し、最大限のパフォーマンスを引き出す貴重な存在だったのは間違いない。
そのマンチェスター・Uの元祖「熱いキャプテン」といえば、B・ロブソンを忘れるわけにはいかない。あのデイビッド・ベッカムが憧れた運動量豊富かつ得点力もあるMFで、代表チームでも腕章を腕に巻いた、イングランド・サッカー史に残るキャプテンのひとりである。
☆フィジカルモンスター
A. アドリアーノ(元ブラジル代表/無所属)
B. ジダ(元ブラジル代表/1992-2015)
C. ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール代表/無所属)
D. ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表/ユベントス所属)
ボールゲームであるサッカーだが、天性の恵まれた肉体を駆使して魅せるタレントもいる。並の選手が持ち得ないパワーや跳躍力、そしてスプリント力もまた、この競技における武器となるが、セリエAを舞台に活躍したブラジル代表の“皇帝”アドリアーノは、そのパワーを源に、強力な左足で得点を量産して伝説を創った。
彼と同じブラジル人で、黄金時代のミランのゴールマウスを守ったジダもまた、体躯に恵まれた。195センチの長身はハイボールに対する強さを発揮し、長い手足はしなやかなプレーを可能にした。そして、PKを含めた絶体絶命の場面で数々のファインセーブを生み出した敏捷性が、安定感に欠けるとも指摘された彼を、スターに押し上げた。
アフリカ系のパワーとしなやかさを礎にして、テクニック、戦術眼を加えて中盤で存在感を放っているのが、バルサ、マンチェスター・シティで数々の栄光を手にしたコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレだ。攻守に隙のない彼には、日本も2014年に痛い目に遭っている。
最後に、名門ユベントス、イタリア代表の最終ラインで高く厚い壁を形成しているキエッリーニ。SBとしてキャリアをスタートし、CBで新境地を切り拓いた188センチの強靭な身体は、対人プレーに抜群の強さを発揮し、どんな攻撃選手相手にも対応できる。これに経験が加わり、34歳となってもなお、彼は世界最高のDFという称号を守り続けている。
A. ドゥンガ(元ブラジル代表/1980-99)
B. フェルナンド・イエロ(元スペイン代表/1987-2005)
C. ロイ・キーン(元アイルランド代表/1989-2006)
D. ブライアン・ロブソン(元イングランド代表/1972-96)
キャプテンには様々なタイプがあるが、闘志剥き出しで味方にも容赦なく厳しい言葉を浴びせながら、チームをリードする選手の代表格としては、ドゥンガが挙げられるだろう。主将としても監督としてもブラジル代表を率いた闘将は、ジュビロ磐田でも若い日本人選手たちを、時に“震え上がらせ”、そして薫陶を授けた。
レアル・マドリー、スペイン代表でキャプテンマークを腕に巻き、前者では幾度も優勝トロフィーを掲げたフェルナンド・イエロは、ドゥンガのような激しさはないものの、強靭なメンタリティーでチームメイトを支え続けた。昨夏のロシアW杯では、大会直前に暫定監督に就任したことでも話題になった。
一方、ロイ・キーンはドゥンガに負けず劣らず、感情を露にするタイプのリーダーだった。こちらは時に監督と対立したり、私怨で悪質なラフプレーを犯したりと、問題行動も少なくなかったが、アイルランドの闘将がマンチェスター・ユナイテッドでスター軍団を律し、最大限のパフォーマンスを引き出す貴重な存在だったのは間違いない。
そのマンチェスター・Uの元祖「熱いキャプテン」といえば、B・ロブソンを忘れるわけにはいかない。あのデイビッド・ベッカムが憧れた運動量豊富かつ得点力もあるMFで、代表チームでも腕章を腕に巻いた、イングランド・サッカー史に残るキャプテンのひとりである。
☆フィジカルモンスター
A. アドリアーノ(元ブラジル代表/無所属)
B. ジダ(元ブラジル代表/1992-2015)
C. ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール代表/無所属)
D. ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア代表/ユベントス所属)
ボールゲームであるサッカーだが、天性の恵まれた肉体を駆使して魅せるタレントもいる。並の選手が持ち得ないパワーや跳躍力、そしてスプリント力もまた、この競技における武器となるが、セリエAを舞台に活躍したブラジル代表の“皇帝”アドリアーノは、そのパワーを源に、強力な左足で得点を量産して伝説を創った。
彼と同じブラジル人で、黄金時代のミランのゴールマウスを守ったジダもまた、体躯に恵まれた。195センチの長身はハイボールに対する強さを発揮し、長い手足はしなやかなプレーを可能にした。そして、PKを含めた絶体絶命の場面で数々のファインセーブを生み出した敏捷性が、安定感に欠けるとも指摘された彼を、スターに押し上げた。
アフリカ系のパワーとしなやかさを礎にして、テクニック、戦術眼を加えて中盤で存在感を放っているのが、バルサ、マンチェスター・シティで数々の栄光を手にしたコートジボワール代表のヤヤ・トゥーレだ。攻守に隙のない彼には、日本も2014年に痛い目に遭っている。
最後に、名門ユベントス、イタリア代表の最終ラインで高く厚い壁を形成しているキエッリーニ。SBとしてキャリアをスタートし、CBで新境地を切り拓いた188センチの強靭な身体は、対人プレーに抜群の強さを発揮し、どんな攻撃選手相手にも対応できる。これに経験が加わり、34歳となってもなお、彼は世界最高のDFという称号を守り続けている。