【カタール戦|戦評】欠けていた対応力と柔軟性。ゲームを左右した“魔の27分間”|アジア杯

カテゴリ:日本代表

本田健介(サッカーダイジェスト)

2019年02月02日

2失点を喫した序盤の戦いが試合を左右した

63分に南野が1点を返す。しかし反撃もここまでだった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 森保一監督は試合前日の会見で、3つのポイントを挙げ、「明日の試合はどういう流れになっても対応力、修正力を持って、集中を切らさずに継続力を持ってやってくれると思います」と選手たちへの信頼を示していた。
 
 そもそも森保監督はチームに“柔軟性”を求め、選手たちもそれに応えようと今大会でも奮闘してきた。
 
 だが、カタール戦の開始からの27分は、その森保ジャパンのテーマとなる戦い方をまったくできなかったと言って良い。そのツケとして「2失点はやっぱりは大きかった」と長友が語るように、大きなハンデを背負うことになってしまった。結果的にこの27分間がゲームの勝敗を左右したと捉えられるだろう。
 
 チームは発足から半年も経っていないだけに、戦い方にレパートリーがあるわけではなく、それを求めるのも酷だろう。もっともカタール戦では大きな課題が示された。選手たちは相手の出方を見て柔軟に動くことはできず、ベンチも上手く指示を送ることができなかったのだ。
 
 その意味で、カタール戦は、チームとしての実力不足をありありと感じさせられるゲームだったと言えるだろう。
 
 ただし「収穫は若い選手が成長してくれたこと。負ければ終わりというプレッシャーのなかで経験を積んでくれたのは大きい」と長友が大会を総括したように、チームとしても大きな経験値は得られた。UAEでの約1か月の活動を今後にどうつなげるか。次に待っているのは南米の曲者たちと相対する6月のコパ・アメリカだ。
 
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)

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