主力が代表引退を発表し、チームの世代交代が急務だ
『スポーツソウル』は、「ロシア・ワールドカップのドイツ戦の歓喜、ジャカルタ・アジア大会・金メダルの感動を、ベント監督が今回のアジアカップで吹き飛ばしてしまった」としたうえで、「ベント監督のサッカーは“3無サッカー”だと要約することができるだろう」として、次のように3つの問題点を挙げている。
「韓国の今大会最大の問題点は、テンポとリズムの調節がなかったことだ。韓国選手たちの体力が落ち、準備してきた戦術もなかったため、いつも一歩遅れたテンポで試合が進んだ。ボールを保持するだけのサッカーが続いたのだ。また、ベント監督はアジアカップ5試合中、終始“複製+コピー”かと思うほど、変わり映えのないラインナップを持ち出した。キム・シンウクやソク・ヒョンジュンなど長身ストライカーを招集せず、カタール戦で79分に先制ゴールを奪われると、DFキム・ミンジェを最前線に上げた場面では多くのサッカー関係者から失笑を買った。そして、感動もなかった。ベント監督は初戦のフィリピン戦からカタール戦まで、毎試合不安な試合内容と苦しい戦術駆使で、韓国のサッカーファンたちの心をつかめなかった」
「韓国の今大会最大の問題点は、テンポとリズムの調節がなかったことだ。韓国選手たちの体力が落ち、準備してきた戦術もなかったため、いつも一歩遅れたテンポで試合が進んだ。ボールを保持するだけのサッカーが続いたのだ。また、ベント監督はアジアカップ5試合中、終始“複製+コピー”かと思うほど、変わり映えのないラインナップを持ち出した。キム・シンウクやソク・ヒョンジュンなど長身ストライカーを招集せず、カタール戦で79分に先制ゴールを奪われると、DFキム・ミンジェを最前線に上げた場面では多くのサッカー関係者から失笑を買った。そして、感動もなかった。ベント監督は初戦のフィリピン戦からカタール戦まで、毎試合不安な試合内容と苦しい戦術駆使で、韓国のサッカーファンたちの心をつかめなかった」
アジアカップでベスト8敗退を喫した韓国代表。大会後には2010年代の代表チームで主力となってきたキ・ソンヨンとク・ジャチョルらが代表引退を発表し、チームの世代交代が急務となるなか、「日本、世代交代に成功し優勝狙う…韓国も改善策を探さなければ」(『オーマイニュース』)、「日本の成功・韓国の失敗、明らかな差は“変化”」(『ノーカットニュース』)など、「日本に学べ」と報じるメディアもあるが、ベント・コリアがチームを立て直すことができるか注目したい。
文●李仁守(ピッチコミュニケーションズ)
参照元:『スポーツソウル日本版』
テンポも変化も感動もなかったベント体制、その年俸の高さは到底理解できない