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FC今治が持つ底知れぬ魅力──。元日本代表、橋本英郎はなぜJFLの舞台を新天地に選んだのか

カテゴリ:Jリーグ

橋本英郎

2019年01月30日

“OKADA METHOD”という考え方、指導方法がある

悲願のJ参戦に向け、積極補強に打って出たFC今治。岡田会長(前列右から3人目)と小野新監督(同4人目)の強力タッグが健在だ。(C)FC今治

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 でも、自分の中でそれくらい厳しいと感じる環境面でも、FC今治への移籍を決めた。なぜか。大きく分けて理由は3つあります。

 まずひとつ目は、分かりやすい。ずばり、岡田武史会長の存在です。

 僕にとって岡田さんは、実は大阪の高校(天王寺高校)の先輩。また、日本代表では南アフリカ・ワールドカップ最終予選を一緒に戦いました。最終的にはワールドカップ本大会に連れて行ってもらえませんでしたが、今回の決断をするうえで、岡田さんの存在は本当に大きかった。自分が将来進んでいく道を考えた場合に、すごく有意義なものを得られると感じたからです。

 FC今治の中には、“OKADA METHOD”というサッカーの考え方、指導方法があります。それは自分自身が指導者を志すうえで、非常に勉強になると考えました。

 ふたつ目は、駒野友一選手の加入です。

 彼がアビスパ福岡から移籍すると聞いて、自分よりも実績を残して活躍してきた駒野選手と共に戦える、これは新しいチャレンジであり楽しめるんじゃないかと感じました。以前、パルセイロに移籍した際は、僕のことを知っている選手、あるいは僕が知っている選手がいませんでした。どのようなプレーをするのか、そしてどういうチームのスタイルなのか。シーズン途中の夏の移籍で、時間のない中でもあり、難しい問題であり続けました。

 その点、指導者ライセンスで知り合っていた太田康介選手の存在も大きく、FC今治のチーム事情を深く知るきっかけになりました。

 セレッソ大阪時代にFC今治とは練習試合をしているんです。イメージが残っていたし、スタイル的には去年までヴェルディで教わっていたミゲル・アンヘル・ロティーナ監督、イバン・パランカコーチのサッカーに近いものを感じていました。

 
 3つ目は、地域密着のスタンスと、今治の未来、可能性です。この点が最終的には一番の決め手になりました。

 結果的に昨シーズンはJ3の昇格を逃してしまいましたが、最後のホーム2戦のスタジアムには満員のサポーターが駆け付けていました。そのニュースを見て思い起こしたのが、パルセイロでの経験です。「チームを応援してくれる街の力」は本当に大事なのだと思いました。

 多くの企業から手厚いサポートを受けています。これはJFLとJ3のクラブを見渡しても、なかなか得られないレベルではないでしょうか。
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