決勝は1点を争う勝負になるはず。カウンターで背後を取られるような展開は避けたい
決勝の相手はカタールかUAEとなるが、おそらくはイラン戦とはまた異なる試合になるだろう。イランは前線1トップへの縦パスを主体に、素早く全体を押し上げて攻めてくるチームだったが、カタールもUAEもおそらくは自陣に引いた状態から、カウンターでワンチャンスをモノにしようと一気に攻め込んでくる。どちらも強力な点取り屋がいるから、似たタイプのベトナムやオマーンといったチームよりも厄介だろう。やはり1点を争う勝負になるはずだ。
日本はボールポゼッションでは上回るだろうが、ミスからカウンターを受けて背後を取られるような展開は避けたい。そこでポイントとなるのはやはりDF陣の出来になるが、イラン戦では吉田とともに最終ラインを統率した20歳のセンターバック、冨安の安定感は抜群だった。
日本はボールポゼッションでは上回るだろうが、ミスからカウンターを受けて背後を取られるような展開は避けたい。そこでポイントとなるのはやはりDF陣の出来になるが、イラン戦では吉田とともに最終ラインを統率した20歳のセンターバック、冨安の安定感は抜群だった。
裏のスペースを狙う相手に対し、読みの良いカバーリングでピンチを未然に防いでいたし、やるべきことがしっかり整理されているようで大きなミスもなかった。ワールドカップのメンバーが顔を揃えるディフェンスラインのなかで、1試合1試合成長しているのが分かる。東京五輪の主軸としても大いに期待できる存在になっていくだろう。
そして決勝では、より「精度」を求めたい。パスの精度、フィニッシュの精度、サポートの精度とさまざまあるが、とりわけサウジ戦やベトナム戦ではマイボールにしてからのつなぎの精度が低かった。それによって、すぐにボールを奪われたり、チャンスの芽が潰れたりしていた。決勝はどちらが相手でもアウェー戦になる。その雰囲気に呑まれないためにも、しっかりとボールを保持して日本のリズムを作り出していってほしい。
【日本代表PHOTO】日本3-0イラン|強敵イランを相手に大迫、原口の得点で3発快勝。2大会ぶりの優勝へ決勝進出を果たす
そして決勝では、より「精度」を求めたい。パスの精度、フィニッシュの精度、サポートの精度とさまざまあるが、とりわけサウジ戦やベトナム戦ではマイボールにしてからのつなぎの精度が低かった。それによって、すぐにボールを奪われたり、チャンスの芽が潰れたりしていた。決勝はどちらが相手でもアウェー戦になる。その雰囲気に呑まれないためにも、しっかりとボールを保持して日本のリズムを作り出していってほしい。
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