大迫を軸とした攻撃も機能
一方、今大会の日本は、攻撃面では数少ないチャンスをモノにしてきたが、この日は大迫、南野の2トップが相手の隙を見逃さずに確実にゴールへとつなげた。
グループリーグ第2戦のオマーン戦から右臀部の負傷で大迫を3試合欠くと、攻撃が停滞したように、現代表は彼への依存度が相当に高い。これは大きな課題としても、5試合ぶりに先発した高いキープ力を誇るこのCFの良さを活かした攻撃が森保ジャパンの特長であり、イラン戦ではそれが機能した。
「フィフティフィフティのボールが収まるのはかなり大きかったです」と吉田は大迫への信頼を口にし、長友は「このゲームを見たら分かりますよね。ひとりの選手としても抜けた存在ですが、周りのプレーヤーを輝かせるんですよ」と称賛する。
経験豊富な守備陣と、大迫に南野、堂安律、原口らが絡む攻撃。森保ジャパンの持ち味が上手く噛み合ったからこそ、イラン戦の勝利はあったと言える。
グループリーグ第2戦のオマーン戦から右臀部の負傷で大迫を3試合欠くと、攻撃が停滞したように、現代表は彼への依存度が相当に高い。これは大きな課題としても、5試合ぶりに先発した高いキープ力を誇るこのCFの良さを活かした攻撃が森保ジャパンの特長であり、イラン戦ではそれが機能した。
「フィフティフィフティのボールが収まるのはかなり大きかったです」と吉田は大迫への信頼を口にし、長友は「このゲームを見たら分かりますよね。ひとりの選手としても抜けた存在ですが、周りのプレーヤーを輝かせるんですよ」と称賛する。
経験豊富な守備陣と、大迫に南野、堂安律、原口らが絡む攻撃。森保ジャパンの持ち味が上手く噛み合ったからこそ、イラン戦の勝利はあったと言える。
また付け加えるとすれば、森保監督のチームマネジメントも評価されるべきだ。疲労を考慮するかと思われた準々決勝のベトナム戦で、スタメンを変えなかった時は大きな不安を覚えたが、大会前には浅野拓磨、中島翔哉、守田英正、大会中には青山敏弘と離脱者が相次いだなか、大会終盤にピークを持ってくる調整方法がここにきて効いている。
初戦のトルクメニスタン戦で右臀部の怪我を再発させた大迫を準々決勝のベトナム戦でも切り札として温存し、満を持してイラン戦へ先発させたことも奏功した。
正直、イラン戦まではフラストレーションが溜まるゲームも多かった。だが、この日の勝利はその苦しい道のりがすべて布石だったように感じられるほどポジティブなものだった。アジアカップ制覇まで残り1勝。日本には風が吹き始めている。
取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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