最後にあらためて、ベトナム代表を「胸を張れる素晴らしい戦いぶりで、ASEAN（東南アジア）の誇りを示してくれた」と持ち上げ、「彼らに必要なのは前進のみ。パク・ハンソの下でもっと成長できるはずだ」と期待を込めた。一方で接戦を演じた森保ジャパンについてはこう評している。

「日本は準決勝でイランか中国の勝者（イランが勝利）と戦うことになるが、いずれにせよ見応えのある好ゲームとなるだろう。ただ、日本のファンはこの新しいスタイルに満足しているのだろうか？　新しい監督の下で戦うサムライブルーを支持しているのだろうか？　ハッピーではないのかもしれないが、結果的に今大会の日本の“攻撃”はチームを勝たせ、“守備”はタイトルをもたらすのだろう。UAEで栄冠に輝くまで、あと２勝に迫った」

　ロシア・ワールドカップで日本代表が見せた鮮烈なパフォーマンスは、記憶に新しいところ。あれからおよそ半年、アジアカップに登場した新生ジャパンはまだ確固たるスタイルを築けておらず、海外メディアの眼には娯楽性に欠けて映るのかもしれない。一方できっちり５連勝を飾るあたりに、日本の底知れない強さも感じ取っているようだ。

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