試合後に見られた二人の信頼関係が窺い知れる場面
負担が減った壇崎は選手権で持てる力を存分に発揮し、決勝ではチームを勝利に導く2ゴール。飯田の優しさが、彼のパフォーマンスを引き出したと言っても過言ではない。試合後には、二人の信頼関係が窺い知れる場面があった。表彰式を終えると、場内を一周するタイミングで飯田はサポートメンバーに預けていたプレミアリーグ用のキャプテンマークを受け取り、壇崎の左腕に巻いた。「本当にありがとう」。壇崎に感謝の言葉をかけられた飯田は、「一緒にキャプテンマークを巻けて良かった。自分がキャプテンをやっていたのは実質1か月半だけ。それまでの2年半以上は壇崎がチームを支えてきた。自分だけの力じゃない。自分が優勝チームのキャプテンになったけど、これまでチームをまとめてきたのも育ててきたのも壇崎なんで」と口にした。
飯田の謙虚な気持ちと、周りの配慮があったからこそ、個性派が揃う今年のチームがひとつにまとまり、頂点まで駆け上ることができた。優勝しても真っ先に出てくるのは、感謝の言葉で、「何千校とチームがある中で、頂点に立てるのは1チームだけ。正直、今は実感が湧きませんが、最高の恩返しができたと思うので嬉しい。たくさんの人に支えられて、ここまで来たので感謝の気持ちをこれから伝えていければと思います」と口にした。彼なら、この先のステージでも日本一の称号と気遣いを武器に活躍できるはずだ。
取材・文●森田将義(サッカーライター)
【選手権PHOTO】青森山田3-1流通経済大柏|檀崎が圧巻の2ゴール!青森山田が2度目の優勝!
飯田の謙虚な気持ちと、周りの配慮があったからこそ、個性派が揃う今年のチームがひとつにまとまり、頂点まで駆け上ることができた。優勝しても真っ先に出てくるのは、感謝の言葉で、「何千校とチームがある中で、頂点に立てるのは1チームだけ。正直、今は実感が湧きませんが、最高の恩返しができたと思うので嬉しい。たくさんの人に支えられて、ここまで来たので感謝の気持ちをこれから伝えていければと思います」と口にした。彼なら、この先のステージでも日本一の称号と気遣いを武器に活躍できるはずだ。
取材・文●森田将義(サッカーライター)
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