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【選手権】7年ぶり4強の尚志、快進撃の礎となったのは震災から復活した国内初のトレーニング施設だった!

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2019年01月05日

Jヴィレッジで行なわれた国際大会に参加。U-17日本代表との試合で甘さを思い知らされる

今季の強さをJヴィレッジ復活の恩恵にも要因があると語った仲村監督。国際大会での切磋琢磨でレベルアップの機会を得たのは大きかったようだ。写真:滝川敏之

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 Jヴィレッジは、多くのグラウンドを有する国内初のナショナルトレーニングセンターだ。代表合宿や各種大会の開催地として使用されていたが、2011年の東日本大震災の影響で原発事故対策の拠点となった。長らく使用できなかったが、今夏に再びサッカー施設として再開。10月初旬、尚志は、Jヴィレッジで開催されたJENESYS2018日メコンU-17サッカー交流会という国際大会に開催地のチームとして参加。決勝戦でU-17日本代表と対戦して1-2で敗れた。

 仲村監督は「日本代表を破って番狂わせを起こそうとか言っていたら、負けちゃって、周りの予想通りじゃないかという試合。でも、あそこで代表に揉まれて、まだ甘いと思い知らされたのが良かった。あれがなかったら、プレミア参入戦も勝っていないと思う」と話した。

 高速アタックでカウンターの起点となるMF加瀬直輝(3年)は「代表や大学との試合では、最後に身体を投げ出す、高い位置でスライディングを使うという守備をやってきたので、それが失点ゼロでの勝利につながったと思う。攻撃では、相手を抜き切ってのクロスだと厳しくなるので、抜き切らずに(パスコースだけを作って)上げることもやってきた」と細部の改善を意識してきたことを明かした。東北では、そこまでこだわらなくても勝ってしまう能力があり、なかなか気付けない部分だ。

 国際大会を機に力を磨き直し、プレミア参入戦と激戦区での4試合を経て、「強い」ことは証明できた。ここから先は「日本一」であることを証明するための戦いだ。次戦は、1週間後の12日に埼玉スタジアム2002で行なわれる準決勝。2年ぶりの日本一を狙う青森山田と対戦する。

取材・文●平野貴也(フリーライター)

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