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【選手権】交通事故でサブ起用の徳島市立FW岡、穴開きスパイクで流経指揮官も絶賛の一撃!

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2019年01月03日

スパイクは「パッカパカです。買ってくれたけど靴ずれして古いのに戻しました」

試合後は、流経大柏の選手たちが岡の傍に駆け寄り、健闘を称え合う姿も見られた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 もっと魅せられた、もっと戦えた。それなら、もっと可能性があったかもしれない――。そんな思いが頭をよぎる。しかし、岡は明るかった。取材エリアで「勝つか、そうじゃなければ、ボッコボコにされるか、どっちかが良いと思っていた。こんな良い試合になると思っていなかった。相手がめちゃくちゃ強いけん、あれ(クリアくらい)しかチャンスがないじゃないですか」と笑った。
 
 母子家庭で4人兄妹。経済的に負担をかけられないという事情も明るく話す。手に持っていたスパイクは、アッパーとソールの間に穴が開いていてボロボロだ。「パッカパカです。母さんが新しいのを買ってくれたんですけど、靴ずれして、古いのに戻しました。母さんも今日、見に来てくれとるけん、1点取れて恩返しになったかなと思います。でも、あそこまで行ったら、勝って最高の恩返しにしたかったですね」
 
 ボロボロのシューズと、ピカピカの笑顔の持ち主は、心に残るプレーヤーだった。
 
取材・文●平野貴也(フリーライター)

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