• トップ
  • ニュース一覧
  • 【選手権】交通事故でサブ起用の徳島市立FW岡、穴開きスパイクで流経指揮官も絶賛の一撃!

【選手権】交通事故でサブ起用の徳島市立FW岡、穴開きスパイクで流経指揮官も絶賛の一撃!

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2019年01月03日

スパイクは「パッカパカです。買ってくれたけど靴ずれして古いのに戻しました」

試合後は、流経大柏の選手たちが岡の傍に駆け寄り、健闘を称え合う姿も見られた。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 もっと魅せられた、もっと戦えた。それなら、もっと可能性があったかもしれない――。そんな思いが頭をよぎる。しかし、岡は明るかった。取材エリアで「勝つか、そうじゃなければ、ボッコボコにされるか、どっちかが良いと思っていた。こんな良い試合になると思っていなかった。相手がめちゃくちゃ強いけん、あれ(クリアくらい)しかチャンスがないじゃないですか」と笑った。
 
 母子家庭で4人兄妹。経済的に負担をかけられないという事情も明るく話す。手に持っていたスパイクは、アッパーとソールの間に穴が開いていてボロボロだ。「パッカパカです。母さんが新しいのを買ってくれたんですけど、靴ずれして、古いのに戻しました。母さんも今日、見に来てくれとるけん、1点取れて恩返しになったかなと思います。でも、あそこまで行ったら、勝って最高の恩返しにしたかったですね」
 
 ボロボロのシューズと、ピカピカの笑顔の持ち主は、心に残るプレーヤーだった。
 
取材・文●平野貴也(フリーライター)

【選手権PHOTO】徳島市立 1-2 流経大柏|熊澤和希2ゴールの活躍!逆転勝利の流経大柏が3回戦へ!
【関連記事】
【高校サッカー勢力図】2018選手権出場プレーヤー・出身都道府県ランキングを発表!! あなたの出身地は何位?
【選手権2回戦】帝京長岡がのべ38人が蹴り合う史上最長PK戦を制す!! V候補の一角、東福岡が尚志に敗れる!
【選手権】青森山田の前エース中村駿太が“初戦無得点の”現エース檀崎竜孔に送ったメッセージ
【選手権】延べ38人が蹴って“枠外し”ゼロの超ハイレベルなPK戦。激闘制した帝京長岡の指揮官は「選手を褒めてあげたい!」
【選手権】決勝のピッチにアイツを──強豪・大津を団結させた“戦友への熱き想い”

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ガンナーズを一大特集!
    5月2日発売
    プレミア制覇なるか!?
    進化の最終フェーズへ
    アーセナル
    最強化計画
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ