攻撃重視のスタイルでキーマンになるのは主将のチョン・イルグァン
そんなキム・ヨンジュン監督は就任以来、アジアカップに照準を合わせてチーム作りを進めてきたという。E-1選手権ラウンド2も、「アジアカップに向けたテストの機会と考え、若い選手を積極的に試す」ことにフォーカスを当てた。
実際、E-1選手権ラウンド2に臨んだチームは、2017年12月に日本で行なわれた同ファイナルラウンド時に比べると10人の選手が入れ替わっていた。ボランチのリム・クァンヒョクが大会得点王に輝くなど若手選手の活躍もあって、キム・ヨンジュン監督も、目指すサッカーの方法性に手応えを感じたという。
「我々は攻撃的なサッカーを展開しています。どちらかといえば速攻型で、ボールを支配するよりも、素早く相手ゴールに迫っていくスタイルです。機動力のあるサッカーを目指しています。ロシア・ワールドカップの試合を分析して、この戦い方を選びました。例えば、我々が1点リードした状況で後半を迎えたとしましょう。守りを固めるという選択肢もありますが、我々はその状況でも攻め続ける。そういうサッカーを志向したい」
実際、E-1選手権ラウンド2に臨んだチームは、2017年12月に日本で行なわれた同ファイナルラウンド時に比べると10人の選手が入れ替わっていた。ボランチのリム・クァンヒョクが大会得点王に輝くなど若手選手の活躍もあって、キム・ヨンジュン監督も、目指すサッカーの方法性に手応えを感じたという。
「我々は攻撃的なサッカーを展開しています。どちらかといえば速攻型で、ボールを支配するよりも、素早く相手ゴールに迫っていくスタイルです。機動力のあるサッカーを目指しています。ロシア・ワールドカップの試合を分析して、この戦い方を選びました。例えば、我々が1点リードした状況で後半を迎えたとしましょう。守りを固めるという選択肢もありますが、我々はその状況でも攻め続ける。そういうサッカーを志向したい」
台湾では北朝鮮代表の練習も取材したが、そこでも中盤から両サイドにボールを展開し、素早くシュートまでつなげるパターンを何度も確認していた。攻撃がスムーズに展開されない時は、キム・ヨンジュン監督自らグラウンドに入り、中盤の底からボールを蹴ってお手本を示していたほどだった。
そんな攻撃重視のスタイルは、4-4-2のフォーメーションで繰り出される。キム・ヨンジュン監督は「対戦相手や戦術によって少し布陣は変わります」と補足したが、キーマンとして真っ先に挙げたのは主将のチョン・イルグァンだ。
「チョン・イルグァンは、スイスのFCルツェルンでプレーし、今年国内リーグに復帰したストライカーです。攻撃の要として前線で活躍しています。また、現役時代に一緒に南アフリカ・ワールドカップにも出場したGKのリ・ミョングクがゴールを守っているのも心強い。リ・ミョングク選手と同様に、長らく代表でプレーし2015年のアジアカップにも出場したチャン・グクチョルがディフェンスラインにいるのも頼もしいです」