アジアカップの結果を、どう未来につなげるかが重要だ
特にチームの土台となるボランチとセンターバックのところは、今の時点では横一線となっていますが、今大会の活躍が自信となり一気の飛躍を遂げる選手も出てくると思われます。その選手にとって、いつか振り返った時に「キャリアの転機」と言うことになるであろう今大会の立ち居振る舞いをしっかりと見届けておきたいと思います。
アジアカップは、ここでなんらかの結果が出る大きな大会ですが、日本代表はその先も続いていきます。アジアカップを終えれば、森保監督は2022年に向けて、また新たな選手も試していくはず。2020年の東京オリンピックで台頭してくる若手もいつも以上に多いと思って差し支えないでしょう。
しかし、今大会でチームを引っ張り結果にまで結びつけた選手は、安泰とまでは言わないまでも森保ジャパンの軸となっていく可能性が高いと言えます。これに匹敵する大会が、ワールドカップまではほとんどないからです。
アジアカップは、ここでなんらかの結果が出る大きな大会ですが、日本代表はその先も続いていきます。アジアカップを終えれば、森保監督は2022年に向けて、また新たな選手も試していくはず。2020年の東京オリンピックで台頭してくる若手もいつも以上に多いと思って差し支えないでしょう。
しかし、今大会でチームを引っ張り結果にまで結びつけた選手は、安泰とまでは言わないまでも森保ジャパンの軸となっていく可能性が高いと言えます。これに匹敵する大会が、ワールドカップまではほとんどないからです。
同時に、チームとしては良い結果も悪い結果も、それをどう未来につなげるかがより重要な大会です。アジアカップを制した後のワールドカップよりも、アジアカップを制することができなかった後のワールドカップのほうが結果は出ています。森保監督はじめ、日本代表の選手たちもアジアカップを終えれば、また次のステップ。そのきっかけはこのアジアカップで見えるはずです。
【著者プロフィール】
岩政大樹(いわまさ・だいき)/1982年1月30日、山口県出身。鹿島で不動のCBとして活躍し、2007年から前人未踏のJ1リーグ3連覇を達成。2010年の南アフリカW杯メンバーにも選出された。現在は解説者。