現役Jリーガ―が選ぶ2018年の「ベストプレーヤー」は? ランキングトップ10を発表!

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月21日

2位の中村に大差をつけて1位に輝いたのは…

卓越した個人技でチームを牽引した家長(中央)。そのパフォーマンスは、まさに圧巻だった。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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【5位|36ポイント】
ファン・ウィジョ(G大阪/FW)
今季成績:27試合・16得点・1アシスト
 
 韓国が優勝した今夏のアジア大会で大会得点王に輝くと、J1では26節の神戸戦から32節の湘南戦まで計7ゴールと大爆発。しかも、そのうち5つが決勝弾と、G大阪をリーグ9連勝に導く文字通りの立役者になった。鳥栖の福田晃斗曰く「優れた推進力とシュートの上手さが光る」点取り屋は、G大阪が低迷したシーズン前半も実はJ1で8ゴールと奮闘した。安定感だけなら、終盤戦に沈黙下パトリックを上回る。
 
【4位|57ポイント】
パトリック(広島/FW)
今季成績:33試合・20得点・0アシスト
 
 昨季は15位と低迷した広島を上位に押し上げた原動力のひとりだ。今季J1で1試合・2ゴールが実に6回とハマった時の爆発力は凄まじかった。16節のG大阪戦で2発叩き込まれたGK東口順昭が「クロスの入り方とヘディングの迫力がJリーグではずば抜けて怖い」と言うように、最大の武器はヘッドで、実際に今回のアンケートでも空中戦の強さを評価する声が多かった。「存在自体が”戦術”」(三竿健斗/鹿島)、これ以上の誉め言葉はない。
 
【3位|72ポイント】
ジョー(名古屋/FW)
今季成績:33試合・24得点・6アシスト
 
 元セレソンの肩書きはやはり伊達ではなかった。「怪物」という仲川輝人(横浜)のひと言が示すとおり、エリア内でほぼ無敵で多彩なフィニッシュワークからゴールを量産。J参戦1年目でいきなりリーグ得点王とワールドクラスの実力を証明した。フィジカルの強さに目を奪われがちだが、33節の広島戦で決めたボレーシュートからも分かるようにテクニックも相当なレベルで、湘南との最終節ではPK2発で2得点と勝負と良さも見せつけた。

【2位|120ポイント】
中村憲剛(川崎/MF)
今季成績:33試合・6得点・6アシスト
 
 年齢を感じさせないパフォーマンスで、リーグ連覇に尽力。鮮やかなパスワークはもちろん、アグレッシブな守備でチームを牽引する姿からも、「年々進化」(秋野央樹/湘南)しているのが分かる。とはいえ、闇雲に走り回っているわけではない。「サッカーを良く知っている」(今野泰幸/G大阪)からこそ、「状況判断も良くプレーに無駄がない」(大谷秀和/柏)わけで、そうした賢い振る舞い方も”長寿の秘訣”と言えるかもしれない。
 
【1位|158ポイント】
家長昭博(川崎/MF)
今季成績:32試合・6得点・7アシスト
 
 得点王でも、アシスト王でもない。それでも、「今季の川崎は家長選手のチーム」と横浜の遠藤渓太が称賛するように、リーグ連覇の原動力だったのは疑いようのない事実だ。
 
 強くて巧い家長を象徴していたのが、磐田との最終節で終了間際にオウンゴールを誘発したプレーだろう。味方からの縦パスの勢いを殺さず、まずは絶妙なターンで前を向く。そこから右手で敵を牽制しつつドリブルでエリア内に持ち込み、最後は左足で鋭いクロス――。「ひとりいるだけでチームが楽になる」(青木拓矢)ということを痛感させられたシーンでもあった。
 
 シンプルながらも、決して常人には真似できないプレーで大仕事をやってのける。それこそ、家長の真骨頂だ。
 
※サッカーダイジェストWEBでは、全90人の投票結果とコメントも掲載。
 
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