「大谷翔平がGKをやっていたら…」権田修一が描く“日本人GK界”の青写真

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2018年11月28日

クルトワに打ち勝つ。その舞台に僕が立っていたい

落ち着いてシュートを捌く冷静なスタンスは、ピッチを離れても変わらない。インタビューでも丁寧に質問に答えてくれた。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 日本人GKの繁栄に貢献するという使命感は、テレビで観戦していた今年6月のロシア・ワールドカップを通じて、さらに強まった。

「日本対ベルギー戦を見て、GKの重要性を再認識させられたんです。上の舞台に行けば行くほど1点の重みが違うなと。これから日本はベスト8入りが目標になる。それにはベルギーのような強豪を倒す必要がある。つまり今レアル・マドリーで正GKを務めている(ティボー・)クルトワに打ち勝つということです。その舞台に僕が立っていて、その姿を見た子どもたちにGKに憧れを持ってほしい」

 憧れられる存在になるため、目下の課題は、2020年のカタール・ワールドカップへの出場だ。代表定着への想いも膨らませる権田は、青写真を描いている。

「影響力という意味で、代表にも選んでもらい、日本のトップでやれているのはすごく有難い。意見を発信するためにも、ハイレベルな場所に居続けなければいけません。もちろん僕が現役でいられるのは、あと10年ちょっとくらいで、その間に大きく変わらないかもしれない。けれども、もしも僕がコーチになった時に、自分に憧れてGKになった選手がいたら嬉しいし、もっと言えば、そういう選手の成長を老後の楽しみにしたい。『ああ、あいつ、ついにチャンピオンズ・リーグの決勝に出たか』みたいな(笑)。「『日本人GKって良いよね』って世界的に評価される時がきたら最高です」

取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
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