クルトワに打ち勝つ。その舞台に僕が立っていたい
日本人GKの繁栄に貢献するという使命感は、テレビで観戦していた今年6月のロシア・ワールドカップを通じて、さらに強まった。
「日本対ベルギー戦を見て、GKの重要性を再認識させられたんです。上の舞台に行けば行くほど1点の重みが違うなと。これから日本はベスト8入りが目標になる。それにはベルギーのような強豪を倒す必要がある。つまり今レアル・マドリーで正GKを務めている(ティボー・)クルトワに打ち勝つということです。その舞台に僕が立っていて、その姿を見た子どもたちにGKに憧れを持ってほしい」
憧れられる存在になるため、目下の課題は、2020年のカタール・ワールドカップへの出場だ。代表定着への想いも膨らませる権田は、青写真を描いている。
「影響力という意味で、代表にも選んでもらい、日本のトップでやれているのはすごく有難い。意見を発信するためにも、ハイレベルな場所に居続けなければいけません。もちろん僕が現役でいられるのは、あと10年ちょっとくらいで、その間に大きく変わらないかもしれない。けれども、もしも僕がコーチになった時に、自分に憧れてGKになった選手がいたら嬉しいし、もっと言えば、そういう選手の成長を老後の楽しみにしたい。『ああ、あいつ、ついにチャンピオンズ・リーグの決勝に出たか』みたいな(笑)。「『日本人GKって良いよね』って世界的に評価される時がきたら最高です」
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)
「日本対ベルギー戦を見て、GKの重要性を再認識させられたんです。上の舞台に行けば行くほど1点の重みが違うなと。これから日本はベスト8入りが目標になる。それにはベルギーのような強豪を倒す必要がある。つまり今レアル・マドリーで正GKを務めている(ティボー・)クルトワに打ち勝つということです。その舞台に僕が立っていて、その姿を見た子どもたちにGKに憧れを持ってほしい」
憧れられる存在になるため、目下の課題は、2020年のカタール・ワールドカップへの出場だ。代表定着への想いも膨らませる権田は、青写真を描いている。
「影響力という意味で、代表にも選んでもらい、日本のトップでやれているのはすごく有難い。意見を発信するためにも、ハイレベルな場所に居続けなければいけません。もちろん僕が現役でいられるのは、あと10年ちょっとくらいで、その間に大きく変わらないかもしれない。けれども、もしも僕がコーチになった時に、自分に憧れてGKになった選手がいたら嬉しいし、もっと言えば、そういう選手の成長を老後の楽しみにしたい。『ああ、あいつ、ついにチャンピオンズ・リーグの決勝に出たか』みたいな(笑)。「『日本人GKって良いよね』って世界的に評価される時がきたら最高です」
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェストWEB編集部)