ハリルが独占告白!いまだから明かす「日本文化」「ベルギー戦」「協会」への本音

カテゴリ:日本代表

レミー・ラコンブ(フランス・フットボール誌編集長)

2018年11月24日

「私には真実が分かっている。本当に汚らわしい!」

ハリル新監督に率いられたナントは快進撃を遂げ、リーグアンの降格圏からトップ10に浮上。復活へのキーワードは“日本化”だった。(C)Getty Images

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「日本の民衆に、私はそういう贈り物をしてあげたかった。日本人がどれほど代表を愛しているかは分かっている。ワールドカップの準備も、どんなディテールもおろそかにせず、最大限の細やかさで入念に取り組んでいた。ところが最後まで行くのを妨害されてしまった。私が勝ち取って積み上げてきたものを、私から奪い取ってしまったのだ。ビジネスをスポーツの上に置いてしまったのだよ。いくつかのスポンサーが圧力をかけてね。私には真実が分かっている。彼らにあんなことをする権利はなかったのだ。本当に汚らわしい!」

 4月のあの解雇を受け入れられなかったのは、どう見ても明らかだ。

「私はものすごく、ものすごく、悪い体験をした。私は協会会長を絶対に許さないつもりだ」

 フランスでは彼を「コーチ・ヴァイッド」と呼びならわしている(訳者・注/テレビ局『Canal+』の人気風刺番組が命名した呼称。厳格で滑稽な風刺イメージを醸し出すが、愛着も込められている)。コーチ・ヴァイッドは日本のメディアが報じたいくつかの記事も消化できなかった。

「選手のロッカールームに会長が入るのを禁止した、などと書き立てたんだよ。完全な虚偽報道だ! 情けない! だが、その手のでっち上げにいちいち反応して、自己防衛に躍起になるわけにはいかないからね」

 
 応援や励ましのメッセージをたくさんもらったとはいえ、春と夏はやはりつらかった。

「多くの選手たちが電話をくれた。彼らも理解できなかったんだ」

 次いで、苦痛が少し和らいだ時期もあった。ロシア・ワールドカップだ。

「ほとんど試合を観なかったんだ。つらすぎてね。2010年にも、すでにコートジボワールで同じようなひどい目に遭わされた。なんと言うのかな、同じ不正義、とでも言おうか。分かるかい、2回もワールドカップを奪われたんだよ。3つの異なる国の代表を率いて、3回とも予選突破にこぎつけて、3回連続で本大会出場に導いたのに、うち2回を奪われたのだよ」
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