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【釜本邦茂】中島と堂安の突破に迫力は感じたが… 手強い相手には緩急自在の試合運びが必要だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年11月17日

ひと癖あるチームが多いアジアカップでは、状況に応じたクレバーな戦いが求められる

次はともにアジアカップに臨むキルギス代表との戦いに臨む森保ジャパン。FIFAランクでは明らかに格下だが、果たしていかなる展開に? (C) SOCCER DIGEST

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 ちょっと全体が前に行きすぎていたり、相手が堅いブロックを作って試合が膠着したりした時、やはりチームの手綱を握る存在は重要だ。ロシア・ワールドカップまでの日本なら長谷部がボランチの位置で攻守にリーダーシップを発揮していたが、今の日本の中盤にはそういう存在がまだ見当たらない。
 
 やはりポジション的にもボランチがそうした役割を担うべきだろうし、本来ならワールドカップで日本の主軸を担った柴崎が当てはまるのかもしれないが、ベネズエラ戦のパフォーマンスではちょっと不安になってしまう。所属クラブでしっかり試合に出て、調子を取り戻さないとアジアカップが少し心配になる。
 
 次のキルギス戦もそうだが、アジアカップでもおそらくは日本が主導権を握る戦いが続くだろう。一方で、相手が自陣に閉じこもり試合を膠着させるような状況も大いに想定される。そこで、どうゲームを動かすのか、勝負に蹴りをつける展開へと持っていくのか。
 
 森保ジャパンはこれまで、比較的オーソドックスに戦ってくる相手と対戦してきたが、アジアカップでは、中東の国々を中心にひと癖あるチームが多い。前述したゲーム運びの緩急という面も含めて、アジアでの戦いとなる今後しばらくは、より状況に応じたクレバーな戦い方が求められるんじゃないかな。
 
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