【仙台】自らの決勝点で古巣に引導を渡した石原直樹。それでも広島への想いは変わらず…

カテゴリ:Jリーグ

板垣晴朗

2018年11月12日

古巣の優勝を阻む形となった石原だが…

見事なコンビネーションから石原が決勝点をゲット。チームメイトへの要求が実った。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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 そしてFWの本分であるゴールでも、石原は大仕事を果たす。67分、左ウイングバックの中野嘉大からのクロスをゴール正面のハモン・ロペスが胸で落とすと、「来るだろうというイメージがあったので、ミートだけを心がけていました」と石原が右足を振り抜き豪快なシュートを決めた。
 
 この試合で仙台は広島の強固な守備ブロック攻略のため、相手陣内での第一手でアーリークロスを使う場面が多かったが、前半は決まらず。相手DFの傾向などを見て取った石原は、ハーフタイムに「僕とハモン(・ロペス)が(ゴール前へ同時に)入っている時はインスイング(ゴールに向かう軌道)のボールを上げてほしい、そうすれば2枚で何かできるから」と味方に要求。それが実ったかたちだった。
 
 結果的にゴールで古巣の優勝を阻んだ格好の石原だが、試合が終われば広島への想いを隠さなかった。
「自分が今までプレーできているのも、広島に所属していたことが大きい。自分を成長させてくれたクラブなので、ここでプレーできて良かった」
 
 思い出の場所で結果を出したストライカーは、今は仙台で献身的なプレーを続けている。
 
取材・文●板垣晴朗(フリーライター)
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