試合後にエムバペを抱き寄せたトゥヘルが見せた行動は?
さらに試合後には「罰」の厳しさが話題になった。
なにしろ遅刻したエムバペとアドリアン・ラビオは、スペインのエル・クラシコを最後までテレビ観戦し、ほんの3~4分だけ集合時間に遅れただけだったからだ。しかし、遅刻は遅刻と厳しくみたトゥヘルは、2人が到着するなり先発から外す、いわゆるショック療法を施したのである。
結果的に指揮官の決断は吉と出たわけだが、こうした手法が長い目で見て吉と出るかどうかは、また別の問題だろう。そのため2日のリール戦では、テレビカメラも監督と怪童の一挙手一投足を必死に追っていた。
なにしろ遅刻したエムバペとアドリアン・ラビオは、スペインのエル・クラシコを最後までテレビ観戦し、ほんの3~4分だけ集合時間に遅れただけだったからだ。しかし、遅刻は遅刻と厳しくみたトゥヘルは、2人が到着するなり先発から外す、いわゆるショック療法を施したのである。
結果的に指揮官の決断は吉と出たわけだが、こうした手法が長い目で見て吉と出るかどうかは、また別の問題だろう。そのため2日のリール戦では、テレビカメラも監督と怪童の一挙手一投足を必死に追っていた。
そんな密着カメラが映し出したのは、笑顔の両者だった。
試合終了後、ドイツ人監督は、自分からエムバペをガシッと抱きかかえた。その瞬間、フランス代表FWはやや顔をこわばらせたが、トゥヘルの言葉を聞くとすぐさま笑顔に。最後は監督が、イガグリ頭にキスの雨を降らせていた。
メディアで指摘される二人のわだかまりが本当に溶けたのかどうかは不明だが、エムバペはその後も、終始、リラックス。19歳の少年らしくピッチの上を転がって笑い転げたり、出身地ボンディの仲間でもあったリールのジョナタン・イコネのユニフォームを着て、カメラに晴れやかな笑顔を見せていた。
リーグ・アンで出場した8試合で11ゴールという凄まじい得点効率を見せるエムバペ。昨シーズンは、ネイマールとカバーニに遠慮していたが、今シーズンはリスペクトしながらも、自らの決定機では遠慮をしない。果たして、欧州のクラブの守備者たちは、この“怪童”を止められるのだろうか?
文●結城麻里text by Marie YUUKI
試合終了後、ドイツ人監督は、自分からエムバペをガシッと抱きかかえた。その瞬間、フランス代表FWはやや顔をこわばらせたが、トゥヘルの言葉を聞くとすぐさま笑顔に。最後は監督が、イガグリ頭にキスの雨を降らせていた。
メディアで指摘される二人のわだかまりが本当に溶けたのかどうかは不明だが、エムバペはその後も、終始、リラックス。19歳の少年らしくピッチの上を転がって笑い転げたり、出身地ボンディの仲間でもあったリールのジョナタン・イコネのユニフォームを着て、カメラに晴れやかな笑顔を見せていた。
リーグ・アンで出場した8試合で11ゴールという凄まじい得点効率を見せるエムバペ。昨シーズンは、ネイマールとカバーニに遠慮していたが、今シーズンはリスペクトしながらも、自らの決定機では遠慮をしない。果たして、欧州のクラブの守備者たちは、この“怪童”を止められるのだろうか?
文●結城麻里text by Marie YUUKI