J１リーグ31節
ジュビロ磐田 ― サンフレッチェ広島
11月３日（土）／14:00／ヤマハスタジアム
 
サンフレッチェ広島
今季成績（30節終了時）：２位　勝点56　17勝５分８敗　42得点・27失点
 
【最新チーム事情】
●５試合で１分４敗。３連敗中。
●５試合で１得点。３試合連続無得点。
●トレーニングマッチでサブ組は好調を持続。
●森﨑和幸が現役引退を発表。

【担当記者の視点】
　J１通算427試合出場、J２を合わせた通算501試合出場は圧倒的なクラブナンバー１。３度の優勝の中心として活躍し、クラブ初の高校生デビューを記録し新人王を獲得するなど、間違いなく広島の伝説的な選手。サポーターから「俺たちの誇り」と称賛されている森崎和幸が現役引退を発表した。
 
　慢性疲労症候群という難病と立ち向かい、19年間のプロ生活で５度も長期離脱を余儀なくされるなど常に厳しい状況に身を置かざるを得なかった森﨑だが、「（森﨑）カズさんほど巧い選手は見たことがない」と柏木（浦和）が言うほどの卓越した技術と、森保日本代表監督が「現場での監督」と呼んだほどの統率力と的確な判断力を武器に広島を長きにわたって牽引してきた。
 
　その彼の引退を受け「カズさんと共に優勝を」というチームの結束が力になれば、これまでの苦境が大きく変化する可能性もある。今季はずっと症状と闘ってきた森﨑だが、ここのところのトレーニングで自身の実力を見せつけ、城福監督の評価も急上昇中だ。