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大躍進のキーワードは「一体感」。J2優勝を狙う町田がピッチ外で実践してきた活動って?

カテゴリ:Jリーグ

郡司 聡

2018年10月27日

物事に対する考え方・捉え方は人によって千差万別。集団で意思決定をするプロセスが求められる。

試合後にコミュニケーションをとる選手たち。ピッチ外での活動は一体感の醸成に大いに役立っているという。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 そしてグループワークの象徴的なアクティビティーが、4択問題からグループとしての答えを導き出していくもの。8月の活動では山でキャンプ生活を送る上で気をつけるべきことを問う問題が6つ出されていた。
 
 グループとしての回答を導くためのアプローチ法は、まず各個人が回答を出す。しかし、当然意見は割れるため、時には他者の意見を受け入れる必要がある。「答えはコレでしょ」と中には自分の意見を曲げない選手もいたが、インストラクターの先生からは、ほかの人の意見を捻じ曲げてまで通さずに、その人はなぜその答えを出したのか、話し合うことの重要性が強調されていた。
 
 このアクティビティーを通して見えてきたことは、見方を変えるだけで違った視点が生じるように、物事に対する考え方・捉え方は人によって千差万別であるということ。グループとして一つの答えを導き出すためには、そうした意見の相違をお互いにコミュニケーションを図ることで相互理解を深め、時には人の意見を聞き出し、耳を傾けながら集団で意思決定をしていくプロセスが求められている。
 
 サッカーのピッチ上に視点を変えれば、チームの目的は勝利のみ。あくまでもタイトルはチームの勝利の積み重ねに過ぎない。チームの勝利のために、他者が味方のミスをカバーし、できないことはできる選手が補う。時にはアシストあってこそのゴールがあるように、チームの最大値は各選手が有する個人の価値が、チームとして集約されることで何十倍にも膨れ上がる。
 
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