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直撃取材!「日本化」が加速するシント=トロイデンは、地元サポーターに受け入れられているのか?【STVV現地レポート①】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2018年10月21日

軒先にSTVVのフラッグを飾り、日本企業を歓迎する声が増えてきた

店舗の軒先にフラッグを飾っている街中の洋品店。クリストルさんは「日本企業がマネージメントするようになって、本当に良かった」と語った。

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「私は試合がある日は、スタイエン(STVVのホームスタジアム)でビールを注ぐボランティアをしているの。日本人って、とてもフレンドリーだわね。ほら、クラブの首脳陣に髪の毛を後ろに束ねて、がっしりした体格の人がいるじゃない?」

 私もその人物を知っていると伝えると、彼女は楽しそうに笑った。

「彼って本当に試合後、楽しくビールを飲むのよ。クラブはリーグ6位と調子が良いし、日本企業がマネージメントするようになって、本当に良かった」

 続いて、フラッグを飾るチョコレート屋に入ってみた。母と娘が切り盛りする店だった。

「日本企業がSTVVを運営することは大歓迎よ。この子の息子が26歳なんだけど、日本に15日間、旅行に行っていたの。すっかり日本という国が好きになっちゃったみたい。その国の企業であるDMMは大歓迎だわ。試合は時々観に行くのよ」

 フラッグを飾っている薬屋に入れば「私は夫と試合を見に行ってるわ」という答えが返ってくる。パン屋の店員は「私はシント=トロイデンに住んでないし、サッカーのことはよくわからないけれど、店長が熱心なSTVVのファンなんです。今はちょっと外に出ているから、残念ながらお話はできませんけど……」と教えてくれた。
 

用品店に飾られたフラッグ。目に見えてクラブと町の距離が縮まっていることが実感できた。

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 様々な店に足を踏み入れるたびに、STVVとの関わりが見つかった。立石CEOの話は本当だったのだ。

 なぜ店の軒先に地元サッカークラブの旗が掲げられるようになったのかは、インタビューを繰り返していくうちに分かってきた。

 どうやら、STVV側が商店街の人たちを試合に招待し、「店に旗を飾ってください」と頼んでいるとのこと。とはいえ、この地道な活動によって徐々に「シント=トロイデンはSTVVの町」というアピールが目に見えるようになった。

 私はそれでも、彼らに「おらが町のクラブが、日本企業に買われてしまって寂しくないか?」と聞き続けた。 
 
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