【２位｜８票】
●大島僚太（川崎／ＭＦ）
投票者／森重真人（FC東京）、高橋祐治（鳥栖）、土居聖真（鹿島）、駒井善成（札幌）、松原健（横浜）、長澤和輝（浦和）、山田大記（磐田）、江坂任（柏）
 
　数字になかなか表れないが、「アシストのアシストも好き」と自ら語るように、川崎のパスサッカーを支えるキーパーソンだ。筋肉系のトラブルが多い点は玉に瑕だが、プレーメーカーとしての完成度は非常に高い。状況判断も実に的確で「ＤＦに読まれていても、パスを通せる技術がある」（土居／鹿島）。「見ていて面白いし、好きな選手」と札幌の駒井が称賛するように、”サッカーの楽しさ”を表現できる稀有なプレーヤーだ。
 

【１位｜26票】
●中村憲剛（川崎／ＭＦ）
投票者／東慶悟（FC東京）、秋野央樹（湘南）、杉岡大暉（湘南）、ミキッチ（湘南）、野津田岳人（仙台）、板倉滉（仙台）、蜂須賀孝治（仙台）、福田晃斗（鳥栖）、三原雅敏（神戸）、藤谷壮（神戸）、高木俊幸（Ｃ大阪）、山村和也（Ｃ大阪）、永木亮太（鹿島）、安部裕葵（鹿島）、都倉賢（札幌）、伊藤翔（横浜）、武藤雄樹（浦和）、宇賀神友弥（浦和）、金井貢史（名古屋）、川又堅碁（磐田）、カミンスキー（磐田）、河井陽介（磐田）、金子翔太（清水）、稲垣祥（広島）、中山雄太（柏）、鈴木武蔵（長崎）
 
　16クラブ、26人の選手から票を獲得した事実が、この司令塔の能力の高さを物語っている。２年連続でアシスト王に輝き、今季も川崎の攻撃サッカーを牽引。「ここぞという場面でゴールに直結するパスを出せる」（東／FC東京）と試合の趨勢を決める”１本”を通せるのが真骨頂だ。さらに「メッセージ付きのパスが凄い」と秋野（湘南）が回答したように、味方の特長に合わせてフレキシブルに振る舞い、川崎では大久保や小林をリーグ得点王に導いた。「反転しながらスルーパスを出せる。受けてみたい」とは鈴木（長崎）のコメントで、FWとして一度は組んでみたいパサーと言えるだろう。