デフライ獲得を狙うラツィオに強力なライバルが出現。

早くから獲得に乗り出していたラツィオか、補強予算に上限額を設定していないというマンチェスター・Uか!? あるいは……。デフライの去就はどこに落ち着くのか。 (C) Getty Images
【ラツィオ】本格的にデフライ獲得へ乗り出す
ダビデ・アストーリ獲得に失敗したラツィオは、かねてからターゲットにしてきたオランダ代表DFステファン・デフライの獲得に力を入れている。
フェイエノールトの要求額900万ユーロに対し、ラツィオが提示したのは700万ユーロと開きはあるものの、ラツィオは移籍に前向きな本人の意思に希望を託している。
しかし、デフライにはここに来て、ルイス・ファン・ハール率いるマンチェスター・Uも興味を示しており、競争は激化している。これに対し、本人がいかなる意思表示をするか注目される。
【ベンフィカ】マンチェスター・Uからベベを獲得
ベンフィカはマンチェスター・ユナイテッドから、1990年生まれのFWベベ(昨シーズンはポルトガルのパソス・デ・フェレイラで27試合出場12得点)を獲得したと発表した。
移籍金は300万ユーロだが、ベンフィカがベベを売却した場合、その移籍金の50パーセントがマンチェスター・Uに入るという契約になっている。
【フィオレンティーナ】アクイラーニに契約延長をオファー
フィオレンティーナは、2015年までの契約(年俸180万ユーロ)を交わしているアルベルト・アクイラーニに、2018年までの契約延長をオファーした。
しかし、年俸に関して現状維持を希望するアクイラーニ側に対し、クラブが提示した金額は150万ユーロということで、まだ合意には達していない。
アクイラーニには今夏、米国・MLSのニューヨーク・シティからオファーがあったが、フランク・ランパードの獲得によって立ち消えになったという経緯がある。
【ローマ】カラスコ獲得に条件を上積み
モナコのベルギーU-21代表ウイング、フェレイラ・カラスコの獲得に乗り出しているローマは、それまでの350万ユーロから500万ユーロ+ボーナスに条件を上積みし、モナコ側の要求に大きく歩み寄った。
交渉を仲介している代理人は、今週中に両クラブの会談を設定する見通しで、交渉が大きく進展することは間違いない。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ダビデ・アストーリ獲得に失敗したラツィオは、かねてからターゲットにしてきたオランダ代表DFステファン・デフライの獲得に力を入れている。
フェイエノールトの要求額900万ユーロに対し、ラツィオが提示したのは700万ユーロと開きはあるものの、ラツィオは移籍に前向きな本人の意思に希望を託している。
しかし、デフライにはここに来て、ルイス・ファン・ハール率いるマンチェスター・Uも興味を示しており、競争は激化している。これに対し、本人がいかなる意思表示をするか注目される。
【ベンフィカ】マンチェスター・Uからベベを獲得
ベンフィカはマンチェスター・ユナイテッドから、1990年生まれのFWベベ(昨シーズンはポルトガルのパソス・デ・フェレイラで27試合出場12得点)を獲得したと発表した。
移籍金は300万ユーロだが、ベンフィカがベベを売却した場合、その移籍金の50パーセントがマンチェスター・Uに入るという契約になっている。
【フィオレンティーナ】アクイラーニに契約延長をオファー
フィオレンティーナは、2015年までの契約(年俸180万ユーロ)を交わしているアルベルト・アクイラーニに、2018年までの契約延長をオファーした。
しかし、年俸に関して現状維持を希望するアクイラーニ側に対し、クラブが提示した金額は150万ユーロということで、まだ合意には達していない。
アクイラーニには今夏、米国・MLSのニューヨーク・シティからオファーがあったが、フランク・ランパードの獲得によって立ち消えになったという経緯がある。
【ローマ】カラスコ獲得に条件を上積み
モナコのベルギーU-21代表ウイング、フェレイラ・カラスコの獲得に乗り出しているローマは、それまでの350万ユーロから500万ユーロ+ボーナスに条件を上積みし、モナコ側の要求に大きく歩み寄った。
交渉を仲介している代理人は、今週中に両クラブの会談を設定する見通しで、交渉が大きく進展することは間違いない。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。先月、この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)