「遠藤と柴崎のコンビを推す」世代交代が進む“森保ジャパン・理想の先発11人”は?

カテゴリ:日本代表

佐藤俊

2018年09月26日

大迫と誰を組ませるのかがポイントだ

ロシア・ワールドカップで自信を深めた大迫はFWの軸だ。写真:JMPA代表撮影(滝川敏之)

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 攻撃のユニットは、コスタリカ戦で機能した堂安律(フローニンヘン)、中島翔哉(ポルティモネンセ)、南野拓実(ザルツブルク)にプラス大迫勇也(ブレーメン)。サイドハーフは現在、原口元気(ハノーファー)、宇佐美貴史(デュッセルドルフ)らがクラブで試合に出場機会に恵まれておらず、乾貴士(ベティス)はワールドカップで活躍し、十分に計算できる選手なのでアジアカップではスタメンでなくもいい。中島と堂安はお互いに逆サイドの動きをよく見ているし、中島がカットインしてきた時の堂安が動き出すタイミングもいい。息が合っているふたりなので、これからさらにその精度を高めていくべきだ。
 
 第1FWは、大迫である。
 コスタリカ戦の前半、攻撃が今ひとつだったのは前でボールが収まらないことが要因のひとつだった。大迫はポストワークに優れ、裏に抜ける動きもうまく、両足でシュートを打てる。ロシア・ワールドカップではゴールを決めるなどプレーヤーとしての自信を深め、経験も十分。センターフォワードとして1トップでも動けるので、大迫が軸になる。
 
 大迫のパートナーだが、数名試してもいいのではないだろうか。
 候補選手は南野を始め、久保裕也(ニュルンベルク)、杉本健勇(セレッソ大阪)、武藤嘉紀(ニューカッスル)、それに堂安もFWで起用してもいいだろう。大迫はパートナーを選ばないタイプなので、誰と組んでもやれるが、逆に誰と組ませるのがベストなのかは試してみないと分からない。杉本はプレースタイルが久保や武藤らと違うので、大迫を組んだ時の相性が非常に興味深い。
 
 この攻撃のユニットを見て、イメージできるのは、複数の選手が絡み、流れるようなパスワークで崩していくスタイルだ。2013年11月のオランダ戦、複数の選手がパスで絡み、本田圭佑(メルボルン・V)のゴールが生まれた。このようなシーンはもちろん、より多彩な攻撃を実現できる、そんな可能性を秘めたユニットであることは間違いない。
 
 スタメンが東口と昌子以外、ほぼ海外組の選手であることが気になるが、大島、天野純(横浜F・マリノス)ら国内組が意地を見せてスタメンに食い込むアピールができるかどうか。彼らが海外組を脅かす存在になれば選手層が厚くなり、アジアカップで優勝を狙えるメンバー構成が実現するはずだ。
 
文●佐藤俊(スポーツライター)
 
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