「中島と堂安のセットがいい」英誌・熟練記者が考える“森保ジャパン・理想の先発11人”

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2018年09月17日

若きチームが吹かせた疾風は、実に魅力的だった

プラストウ記者が現時点で理想とする、森保ジャパンの「アジアカップ先発布陣」。この11人をベストと考える根拠やいかに? (C)SOCCER DIGEST

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 いまだコスタリカ戦の鮮烈なパフォーマンスの余韻が残っている。それは決して、私だけではないだろう。森保一監督の指揮下で新たなスタートを切った日本代表。上々の滑り出しだと断言できる。
 
 今回はサッカーダイジェストWeb編集部から、なんとも気の早いテーマを投げられた。アジアカップの理想のスタメンを選出してほしいというのだ。森保ジャパンはまだ1試合を戦ったのみで、ロシア・ワールドカップを戦った主軸たちは合流していない。10月の2試合(パナマ戦とウルグアイ戦)からが本当の強化の始まり、と位置付ける向きもある。
 
 だが、そんないまのタイミングだからこそ、考えてみるのも面白いと思う。世代交代は日本代表にとってきわめて重大なテーマだ。そこに焦点を当てて、いまこの時点から論議するのは悪いことではない。
 
 ロシアでベスト16に進出したチームは、世界的な称賛を浴びた。私はかつてこれほど強い日本代表を観たことがなかったし、痛快この上なかった。はたしてこの成熟したチームをどう継続・発展させ、世代交代を推し進めるのか。容易い作業ではないと見ていたが、コスタリカ戦の選手たちは、そんな心配をものの見事に吹き飛ばしてくれたのだ。

 
 1週間程度の練習で合わせただけなのに、グループとしての連動性、相互への理解と助け、そしてそれらをベースとしながら、個々が持ち味を存分に発揮していた。格別であり、非常識だとさえ感じた。彼らがロシア組と各ポジションでどんなバトルを繰り広げていくのか。正直、ワクワクが止まらない。
 
 日本は当然、アジアカップの優勝候補である。2年後の東京五輪や4年後のカタール・ワールドカップでの飛躍を見据えながらも、UAEでの大会はやはりベストメンバーで戴冠を狙うべきである。いまや日本は世界に向けてその力を常に誇示すべきチームなのであって、目の前の大会を全力で獲りにいかなければならない。
 
 アジアカップは覇権を争うライバルである韓国やオーストラリア、イラン、サウジアラビアといった国々を除けば、おおむね格下が相手となる。ワールドカップで示した守備的なアプローチよりも、攻撃性を貫くチーム構成が望まれるだろう。その意味では、コスタリカ戦で若きチームが吹かせた疾風は、実に魅力的だった。
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