フランス代表で“内紛”勃発? 候補者乱立のバロンドールを巡り、国内で激しい論戦が!

カテゴリ:ワールド

結城麻里

2018年09月24日

もしフランス人トリオが全滅となれば…最後に笑うのは?

自身をメッシ、C・ロナウドと並ぶ存在と豪語したグリエーズマン。冗談のつもりだったとはいえ、誤解を招きかねない発言だった。(C)Getty Images

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 候補者乱立で全滅の可能性もあるため、こんな声も挙がった。
 
「親愛なるフランス人同胞のみなさん、大統領選挙同様、予備選挙に似た世論調査をして絞り込もう! 2006年のイタリア・サッカー連盟は、(ジャンルイジ・)ブッフォンとの共倒れを防ぐべく(ファビオ・)カンナバーロに投票を一本化するロビー活動をし、バロンドールをゲットしたのだ!」(France Football誌のナビル・ジェリット記者)
 
 もっとも、TV討論会でのご愛嬌。真剣に記事で提唱したわけではない。
 
 これに対し、オピニオンリーダーのヴァンサン・デュリュック記者はと言えば、『L’EQUIPE』紙の社説で、「もしかしたらトップ3をフランス人が独占するかもしれないのだから」と候補一本化の不自然さと難しさを指摘。「お国」が上から決めて個人を泣かせるのは理不尽だからだ。ただ、さりげなく、「誰かが自発的に諦めれば別だが……」と示唆するのも忘れなかった。

 
 そして9月21日、議論は再燃する。グリエーズマンが今度はスペイン・メディアに登場、「僕はメッシ、ロナウドと同じテーブルで食事している」と語ったためだ。
 
「こういうことを言うと世界から高慢と取られる!」
「いや、候補一本化で連盟やメディアに宣伝してもらえない以上、自分で立候補を宣言するのも仕方ないのでは?」
「周囲のひとが言うならともかく、自分で言うのはどうか」
「バロンドールを切望する発言を繰り返したフランク・リベリの二の舞になって、キャリアの挫折に繋がらないか?」
「そう言えばヴァランヌは静かでなにも言わないな」
 
 などなど意見が飛び交い、TV討論会もヒートアップした。
 
 しかもC・ロナウドがチャンピオンズ・リーグのバレンシア戦で一発退場となり、異様な悔し泣きを見せたからたまらない。ワールドカップで挫折したメッシが遠のき、C・ロナウドも執念の「秋突破」(最後の追い上げ)ができなくなるとしたら? そう、本当にフランス人が浮上するか、票が割れてフランス人が全滅し、モドリッチやモハメド・サラーが笑うか、である。
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