「中島と堂安のセットがいい」英誌・熟練記者が考える“森保ジャパン・理想の先発11人”

カテゴリ:日本代表

マイケル・プラストウ

2018年09月17日

柴崎の相棒はフットボールIQが高い遠藤だ

活躍の場をベルギーに移し、さらなるスケールアップを果たしそうな遠藤。代表でのレギュラー定着を狙う。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 ここからは完全に独断と偏見だが、現時点で私にとっての「理想のスタメン」を紹介させてもらおう。システムはとりあえず、4-4-2とする。
 
 まずは守護神。東口順昭(ガンバ大阪)と中村航輔(柏レイソル)が第1GKの座を争うことになるだろうか。川島永嗣(ストラスブール)の後継者はどちらが適任だろうか。私はあえて中村を選びたい。総合力では甲乙つけがたい両者だが、中村はロシア・ワールドカップとリオ五輪を経験しており、ふたつのチームをよく理解している。融合を考えた場合、とても良い橋渡しとなれるだろう。現在は脳しんとうからの回復途上で、一日も早い戦列復帰を祈りたい。
 
 センターバックは、吉田麻也(サウサンプトン)と昌子源(鹿島アントラーズ)のコンビだ。攻撃的なスタイルを追求するなかで、吉田のような熟練の守備者はかならず後方に控えていてほしい。今回のワールドカップでは予選、本大会と抜群の安定感と貢献を果たした。4年後のカタール大会となると分からないが、精神的支柱としていまだ欠かせない。昌子はまだまだ国際舞台を経験することで伸びる大器だ。ワールドカップではまさに陰の立役者だったし、ファウルが少なくフェアで、冷静な判断力が光る。吉田のナンバー1のパートナーだ。

 
 右サイドバックは酒井宏樹(マルセイユ)が図抜けている。コスタリカ戦では室屋成(FC東京)が個性を見せてアピールした。今後は大いに酒井を突き上げていくだろうが、現時点では、酒井の攻守両面におけるバランス感覚が素晴らしい。左サイドバックは悩みどころ。本来ならガラタサライで好調ぶりを見せている長友佑都で問題ないのだが、コスタリカ戦で遅咲きの代表デビューを飾った佐々木翔(サンフレッチェ広島)の期待値は高い。攻め上がりのセンスが良く、先制点を導いたあの得点力もセットプレーで脅威となるだろう。長友は途中から入っても十分に相手を困惑させられる。あえて佐々木を抜擢してもいいかもしれない。
 
 長谷部誠(フランクフルト)が去ったセントラルMFは、柴崎岳(ヘタフェ)がいよいよ不動の軸となる。守備では危機察知能力に長け、攻撃では抜け目ないパス出しで周囲の個性を最大限に引き出す。代えの利かない中軸となるだろう。
 
 注目はその相棒だ。青山敏弘(広島)か山口蛍(セレッソ大阪)か、あるいは遠藤航(シント=トロイデン)か。私は遠藤をチョイスしよう。この夏の欧州に活躍の場を移してメンタル面で成長した感があり、なによりもゲームを読み切る力に秀でている。相手によっては青山と山口の出番も来るはずだが、私は遠藤のフットボールIQの高さを買いたい。
 
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