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浦和「46番」のサクセスストーリーにあやかって――20歳・伊藤涼太郎がレンタル移籍先の水戸で急成長を遂げたワケ

カテゴリ:Jリーグ

佐藤亮太

2018年09月15日

「いかにサッカーと向き合わせるか。水戸はそういったチーム」

浦和時代はなかなか試合に絡めず、苦しい日々を送った伊藤。水戸では、試合に向けた準備に力を入れるようになり、急成長を遂げた。写真:田中研治

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 期限付き移籍から1年。伊藤が目に見える結果を出している理由について西村強化部長は「自己管理ができ、自分の置かれている立場が分かってきた。選手である以上、良い状態でピッチに立つことが大事で、これは普段の生活と密接していること。“24時間、君はプロなんだよ”ということを本人から感じられるようになった」と意識の変化を挙げた。
 
 一方、伊藤は「試合に向けた準備など浦和の時にはあまり意識していなかった。食事、寝る時間などピッチ外のところでこだわるようになった」と語った。
 
 意識の変化はプレーを変えた。伊藤の体重は昨年に比べ、4キロ減。キレのあるプレーが出せるようになると徐々に出場機会は増えた。
 
「いかにサッカーと向き合わせるか。水戸はそういったチーム」とする西村強化部長は、伊藤をことあるごとに諭した。「食生活のこと。練習後のケアのこと。気が付いたことがあればズバズバ指摘する」と、それは今も続いている。
 
 こうした指導は西村強化部長のキャリアに関係している。01年大卒から浦和に加入。主に右サイドで起用された。04年7月、大宮に期限付き移籍。09年からはアメリカに移ったのち、11年に札幌で現役を終えた。華々しい活躍はない。出場試合数はそれほど多くない、いわば苦労人。その苦労人だからこそサッカーと真摯に向き合ってきた。その生きた様(さま)が、20歳の伊藤には強い説得力として伝わっている。
 
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