今後の強化は?オーバーエイジ枠を活用したような“A五輪代表”も
本気で森保監督が勝ちにいくなかで選手たちに対する要求のハードルを引き上げていく流れにあって選手たちが必死に食らい付いていき、チーム力が押し上げられた感触もある。個人として意識が変わった選手がどのくらいいるかを問われるのはこれからだが、準A代表級の韓国との決勝戦を通じて、日本のA代表へ入るために必要なレベルを個々の選手が体感できたのもポジティブだった。
チームはここから新たなステージへ踏み込んでいく。来年は今回選外となっていたU-19年代の選手たちも本格的に合流してくるだろうし、A代表へ引き上げられる選手はさらに増えるだろう。コパ・アメリカ(南米選手権)などの機会ではオーバーエイジ枠を活用したような“A五輪代表”とでも呼ぶべき編成で試合をこなすこともあり得る。
「東京五輪に向けてふたつの代表をやらせてもらえるのは、五輪への強化に向けて最高のポジションをいただけたと思っていますし、そういうメッセージがあるとも考えています」(森保監督)
あくまで「U-21」という枠組みの中だった強化は終わり、新たなステージが始まる。オーバーエイジ枠で起用する選手選考を含め、A代表の強化スケジュールとミックスしつつ、五輪、そしてその先まで見据えて個人とチームを強化していく。過去の五輪代表とは明らかに違う、そんな旅路になるはずだ。
取材・文●川端暁彦(フリーライター)
チームはここから新たなステージへ踏み込んでいく。来年は今回選外となっていたU-19年代の選手たちも本格的に合流してくるだろうし、A代表へ引き上げられる選手はさらに増えるだろう。コパ・アメリカ(南米選手権)などの機会ではオーバーエイジ枠を活用したような“A五輪代表”とでも呼ぶべき編成で試合をこなすこともあり得る。
「東京五輪に向けてふたつの代表をやらせてもらえるのは、五輪への強化に向けて最高のポジションをいただけたと思っていますし、そういうメッセージがあるとも考えています」(森保監督)
あくまで「U-21」という枠組みの中だった強化は終わり、新たなステージが始まる。オーバーエイジ枠で起用する選手選考を含め、A代表の強化スケジュールとミックスしつつ、五輪、そしてその先まで見据えて個人とチームを強化していく。過去の五輪代表とは明らかに違う、そんな旅路になるはずだ。
取材・文●川端暁彦(フリーライター)