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【セルジオ越後】日韓戦の敗因は“ピッチ外”のコミュニケーション不足!! 会長はJリーグともっと話せばいい

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月02日

日韓の“代表強化”に対する意識の差が明確に表われた

上田の今大会3得点目で1点差に詰め寄った日本だが、反撃もここまで。2大会ぶりの優勝には届かなかった。写真:早草紀子

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 ハッキリ言って、今回の大会を通じて、両国の代表強化に対する“意識”の差はかなり明確なものになったと思うよ。協会だけじゃない。JリーグとKリーグの差も露わになった。
 
 Jリーグはシーズン中の自分たちの興行を優先して、森保監督の選考に100%の協力はしなかったけど、Kリーグは文句を言わずに選手を出したそうだ。Jリーグも、元々の理念としては日本代表を強くするために立ち上げたはずなんだけど、どうやら25年経って、その理念はどこかに置き去りにされているようだ。
 
 もちろん、クラブからすればシーズン中に選手を取られる訳だから、チームの痛手になるというのは分かるけど、代表活動によって選手が強化されれば、それはクラブにとってもプラスになることなんじゃないかな。そう考えられなければ、それは選手にとっても不憫なことだよ。
 
 あるいは、韓国がそれだけ代表に協力的なのは兵役免除の問題があるからだ、という見方もあるかもしれない。だが、確かにそうした事実もあるにせよ、昨年はE-1選手権で、あの体たらくで1-4と完敗しているんだ。国内組の差をまざまざと見せつけられて、なんで「このままでは引き下がれない」とJリーグの意地を見せられないのか。
 
 韓国はU-23で、オーバーエイジもフルに使って、しかも海外のトッププレーヤーを出してくるという情報もあった。Jリーグはそれを知りながらも、最大限に協力することをしなかったわけだよね。そういうドメスティックな思考は、もう今に始まったことじゃないけど、そんなことを続けていては、まあ進歩はないでしょ。しかも、今回は地元開催の五輪に向けた強化の一環でもあるわけなのに……。
 
 そして、Jリーグから協力を得られないのは、代表チームの強化を司る技術委員会がしっかりと機能していないからとも言える。要するに、Jリーグとの“コミュニケーション”が足りなかったんじゃないのかな。あれ? そういえば、そんな話、どこかで耳にしたような気がするよね。
 
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