ベジクタシュ、セビージャ、マルセイユがそれぞれ中盤を補填。
また最終日には、日本人選手の移籍も目立った。とりわけ注目を集めていたドルトムントの香川真司を巡っては、その新天地候補の補強状況など、非常に興味深いものがあった。
ドルトムント在籍7年目にして、新監督リュシアン・ファーブルの構想外となり、放出候補とされていた香川へは、ベジクタシュ、セビージャ、マルセイユといったクラブからの興味がしきりに報じられていた。
ドルトムント在籍7年目にして、新監督リュシアン・ファーブルの構想外となり、放出候補とされていた香川へは、ベジクタシュ、セビージャ、マルセイユといったクラブからの興味がしきりに報じられていた。
しかし、30日にマルセイユがローマからケビン・ストロートマンを獲得。31日には、セビージャがスパルタク・モスクワからクインシー・プロメスを、そしてベジクタシュがトリノからアデム・リャイッチをそれぞれ補填。香川獲得の可能性を報じられた各クラブが、中盤の軸となる選手を加えたことで、日本代表MFが今夏にドルトムントを退団する可能性は低くなった。
ちなみにセビージャは、一方で元ブラジル代表MFのガンソを1年間のレンタルでリーグ・アンのアミアンに送り出している。
ただ、香川のドルトムント退団の可能性が完全に消えたわけではない。ルーマニア(9月3日)、ウクライナ(9月3日)、ブルガリア(9月6日)、そしてポルトガル(9月21日)と移籍市場が9月以降も開いているところがあるため、今後も試合に出れないことが続くようであれば、これらの国に新天地を求めることがあるかもしれない。
その他の日本人選手では、レッドブル・ザルツブルクに所属していた奥川雅也が、ブンデスリーガ2部のホルシュタイン・キールにレンタル移籍。さらにフランクフルトの鎌田大地は、遠藤航、冨安健洋、関根貴大、小池裕太が所属するベルギーのシント=トロイデンへ1年レンタルで加入している。