タイでの強烈な存在感を知るだけに、数字にはインパクトの弱さを感じてしまうが…
コメント自体は当たり障りのない教科書通りなものだったのだが、彼の笑顔混じりに話す表情から充実した日々を送っていることが理解でき、正直、面喰った。それは、貴重な戦力として計算されてはいるものの、ベンチスタートが続く現状にいささかストレスを溜めているのではと勝手に想像していたからに他ならない。
27試合出場(スタメン出場は11試合)・6得点。インタビュー終了時点での彼の公式シーズンスタッツである。
タイでの強烈な存在感を知るだけに、数字にはインパクトの弱さを感じてしまうのだが、慣れない組織的な守備にも理解を示し、献身的に振る舞う姿はタイでの彼には見られなかったものでもある。そんな彼に送る“夏の通信簿”の点数は70点といったところが妥当か。二桁得点まであと4つ。助っ人FWとして成し遂げてほしいラインでもある。
27試合出場(スタメン出場は11試合)・6得点。インタビュー終了時点での彼の公式シーズンスタッツである。
タイでの強烈な存在感を知るだけに、数字にはインパクトの弱さを感じてしまうのだが、慣れない組織的な守備にも理解を示し、献身的に振る舞う姿はタイでの彼には見られなかったものでもある。そんな彼に送る“夏の通信簿”の点数は70点といったところが妥当か。二桁得点まであと4つ。助っ人FWとして成し遂げてほしいラインでもある。
取材の終わりに「スースーナー!(タイ語で頑張ってね!の意味)」と伝えると「ありがとうございまーす」と満面の笑みで握手の手を差し出してくれた。温厚な性格で、普段はあまり喜怒哀楽を表に出さない彼が魅せたその笑顔に安堵した。
リーグ優勝へ向けた終盤戦、重要な場面で貴重な大仕事をやってのける気がしてならない。それが“神様”ゆえの宿命なのだから。
取材・文●佐々木裕介
リーグ優勝へ向けた終盤戦、重要な場面で貴重な大仕事をやってのける気がしてならない。それが“神様”ゆえの宿命なのだから。
取材・文●佐々木裕介