「こういう触れ合い、交流は大切にしないと」
練習が終わって、それなりの時間が経っているはずだが、近くに寄ってみれば、反町監督は疲れた素振りをまったく見せず、サポーターと楽しそうに話し込んでいる。
しかも! 写真撮影では、なんと監督みずからがサポーターのスマホを手に持ち、パシャリとやっているではないか!
ソリさん、半端ないって。監督なのに自分でスマホ持ってサポーターと自撮りするもん。そんなの出来ひんやん、普通。
あとで聞いてみると、「だって、自撮りしてくれって言うだんから、しょうがないだろ」と、言葉の内容とは裏腹に声は弾んでいた、ような気がする。そして「こういう触れ合い、交流は大切にしないと」ときっぱり言う。このスタンスは、少なくとも自分が松本を担当するようになってからの6年半、首尾一貫しているのだ。
しかも! 写真撮影では、なんと監督みずからがサポーターのスマホを手に持ち、パシャリとやっているではないか!
ソリさん、半端ないって。監督なのに自分でスマホ持ってサポーターと自撮りするもん。そんなの出来ひんやん、普通。
あとで聞いてみると、「だって、自撮りしてくれって言うだんから、しょうがないだろ」と、言葉の内容とは裏腹に声は弾んでいた、ような気がする。そして「こういう触れ合い、交流は大切にしないと」ときっぱり言う。このスタンスは、少なくとも自分が松本を担当するようになってからの6年半、首尾一貫しているのだ。
シニカルな態度と受け答えが“反町流”だが、建前でごまかさず、いつだって本音で話してくれる。そして、人との関係をとても大切にする監督でもある。久しぶりの訪問でも、快く受け入れてくれる。練習とファン対応を終えてどっぷり疲れているはずなのに、図々しく話を訊きに来る記者を無下に拒むようなことはしない。
反町監督と話している間に、帰路に就く岩上と会った。「またよろしくお願いします!」と声をかけると、被っていたキャップをわざわざ脱いで、「お疲れ様でした!」と挨拶してくれる。
旧知の番記者さんたちからは、「わざわざ松本まで」といつも労ってもらえる。松本というクラブを取材していつも思うのは、こちらが心配になるくらいオープンで、そして常に謙虚だ。だからこそ、こちらも身が引き締まる思いになる。
帰り際に、「次にお会いするのは昇格する時ですね」と番記者さんから言われる。もちろん、その瞬間は見届けるつもりだが、そこにたどり着くまでのチームも、しっかり取材しなければいけないと思った。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
反町監督と話している間に、帰路に就く岩上と会った。「またよろしくお願いします!」と声をかけると、被っていたキャップをわざわざ脱いで、「お疲れ様でした!」と挨拶してくれる。
旧知の番記者さんたちからは、「わざわざ松本まで」といつも労ってもらえる。松本というクラブを取材していつも思うのは、こちらが心配になるくらいオープンで、そして常に謙虚だ。だからこそ、こちらも身が引き締まる思いになる。
帰り際に、「次にお会いするのは昇格する時ですね」と番記者さんから言われる。もちろん、その瞬間は見届けるつもりだが、そこにたどり着くまでのチームも、しっかり取材しなければいけないと思った。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)