予定の時間を過ぎても、真摯に受け答えする姿は変わらず。
反町康治監督へのインタビュー取材は、これで何回目だろうか。2012年に松本を率いるようになってから、その都度、様々なテーマを投げかけては、興味深い話をいつも訊かせてもらってきた。
就任7年目の今季、シーズンインして間もないタイミングで、またインタビューできる機会を得た。「毎度毎度、お時間をいただき、すみません」と挨拶すると、いきなりの先制パンチを食らう。
「まったく、本当だよ(笑)」
ここで怯むわけにはいかない。奇しくもインタビュー当日の3月8日は、反町監督の54回目の誕生日。もちろん、手ぶらで来るわけにはいかない。横浜在住の記者が持参したのは、某有名店のシウマイだ。「ベタなものですが」と差し出すと……。
「ベタだねぇ~。でも、ありがとう。嬉しいよ」
悪くない流れだ。同行のカメラマンが「なんでシウマイを選んだか、聞いてあげてください。なんか練習していたので」と援護射撃。たどたどしく説明する。
――反町監督の好物はチャーハンだ。しかし、その場に出来立てのチャーハンを持っていくのは、かなりハードルが高い。ではどうするか? それなら、チャーハンに合うであろう一品はどうか――。
インタビュー前に自分はいったい何をしゃべっているのか。そんな記者に対し、指揮官は「冷凍もののチャーハンならば……」としばし、チャーハン談義。ある意味、これはこれで貴重な体験だった。
そして、インタビューはいつも通り、ひとつの質問に対し、こちらが想定していた内容をはるかに上回る、示唆に富む答えが返ってくるものとなった。予定していた取材時間を大幅に過ぎてもなお、真摯に受け答えしてくれる姿も一緒だ。
ほどなくして、インタビュールームにスタッフが入ってくる。反町監督は「なんだ、どうした? もうすぐ終わるから、というか終わらせる」ときっぱりと宣言する。
まずい。まだ聞きたいことがいくつか残っている。図々しくも質問すると、目の前の指揮官は面倒くさがる素振りを微塵も見せずに応じてくれた。
【PHOTO】Jリーグを華やかに彩るチアリーダーたち!
就任7年目の今季、シーズンインして間もないタイミングで、またインタビューできる機会を得た。「毎度毎度、お時間をいただき、すみません」と挨拶すると、いきなりの先制パンチを食らう。
「まったく、本当だよ(笑)」
ここで怯むわけにはいかない。奇しくもインタビュー当日の3月8日は、反町監督の54回目の誕生日。もちろん、手ぶらで来るわけにはいかない。横浜在住の記者が持参したのは、某有名店のシウマイだ。「ベタなものですが」と差し出すと……。
「ベタだねぇ~。でも、ありがとう。嬉しいよ」
悪くない流れだ。同行のカメラマンが「なんでシウマイを選んだか、聞いてあげてください。なんか練習していたので」と援護射撃。たどたどしく説明する。
――反町監督の好物はチャーハンだ。しかし、その場に出来立てのチャーハンを持っていくのは、かなりハードルが高い。ではどうするか? それなら、チャーハンに合うであろう一品はどうか――。
インタビュー前に自分はいったい何をしゃべっているのか。そんな記者に対し、指揮官は「冷凍もののチャーハンならば……」としばし、チャーハン談義。ある意味、これはこれで貴重な体験だった。
そして、インタビューはいつも通り、ひとつの質問に対し、こちらが想定していた内容をはるかに上回る、示唆に富む答えが返ってくるものとなった。予定していた取材時間を大幅に過ぎてもなお、真摯に受け答えしてくれる姿も一緒だ。
ほどなくして、インタビュールームにスタッフが入ってくる。反町監督は「なんだ、どうした? もうすぐ終わるから、というか終わらせる」ときっぱりと宣言する。
まずい。まだ聞きたいことがいくつか残っている。図々しくも質問すると、目の前の指揮官は面倒くさがる素振りを微塵も見せずに応じてくれた。
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